東京五輪女子5000m代表・田中希実が今年最終戦で川内優輝と激走「楽しんで走れました」

初のロード10キロに挑んだ田中希実(前列右)は川内兄弟(前列右から2人目=鮮輝、同3人目=優輝)
初のロード10キロに挑んだ田中希実(前列右)は川内兄弟(前列右から2人目=鮮輝、同3人目=優輝)

 東京五輪女子5000メートル代表の田中希実(21)=豊田自動織機TC=が27日、今年の最終戦として埼玉・久喜市で行われた「川内杯栗橋関所マラソン」男子10キロの部にゲストランナーとして出場した。昨秋のドーハ世界陸上代表の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)らとともにオープン参加となっているため順位はつかないが、初の10キロロードレースを32分7秒の13位相当で“走り納め”。中距離種目に加えて、1万メートルでも代表入りを目指す来季へ弾みをつけた。

 1500メートル&3000メートルで日本新樹立など飛躍のシーズンを締めくくるレース。田中は「男子選手と一緒に走ったので、順位や記録を気にしすぎることなく、楽しんで走れました」と笑顔で汗をぬぐった。4日の日本選手権後は追い込んだ練習から少し離れてリフレッシュ。「(折り返しの)5キロ地点を過ぎてから、少し長いな、と感じました」と苦笑いしたが、安定したリズムで波のないペースを刻んでいた。

 五輪イヤーも挑戦の1年にする。「日本選手権であれだけ苦しい思いをして権利を得た。五輪は楽しんで走れるだけのスタミナを持って臨みたい」と今後は体力強化にも取り組む。来月17日の「女子駅伝・中長距離競技会(京都)」1万メートルにも出場予定だが、伸び盛りの21歳は「いろんな種目に多角的にチャレンジしたい」と複数種目での五輪切符への意欲も見せた。

 代表選考となる見込みの日本選手権は、1万メートルが来年5月、800メートルや1500メートルは同年6月と分散開催される。スタミナとスピードの両面を鍛え上げることで、本職である5000メートルの底上げはもちろん、活躍の場をより広げることも十分可能だ。「スタミナがつけば後半に余力ができる。そこでさらに磨いたスピードを生かせれば、世界でも戦える」。限界も常識も飛び越えて、我が道を駆け抜ける。

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