羽生結弦、コロナ禍での練習で日々葛藤「1人でやるのもうやだ、疲れたなって、もうやめようって思った」

男子フリーで演技する羽生結弦(代表撮影 カメラ・矢口 亨)
男子フリーで演技する羽生結弦(代表撮影 カメラ・矢口 亨)

◇フィギュアスケート 全日本選手権 第2日(26日、長野・ビッグハット)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位から出た五輪連覇の羽生結弦(26)=ANA=が、215・83点をマークし、SPとの合計319・26点で、5年ぶり5度目の優勝を果たした。

 競技終了後に行われたメダリスト会見で、羽生はコロナ禍で練習する日々の中、抱え込んでいた葛藤を口にした。「どん底まで落ちきった。なんか、自分がやっていることがすごく無駄に思える時期がすごくあった。いろんなトレーニング、練習の方法、もちろん自分自身で振り付けを考えないといけないっていうプレッシャー、自分自身で自分をプロデュースしなくてはいけないっていうプレッシャー、それがみなさんの期待に応えられるのか。そもそも4回転アクセルって跳べるのかとか…」と語った。

 たった1人で練習する中、国内外で行われた大会の情報を耳にし、気持ちが少しナイーブになったこともあり、「なんか1人だけ取り残されているというか、1人だけただただ、暗闇の底に落ちていくような感覚があった時期があった。もう1人でやだって思ったんですよ(笑い)。1人でやるのもうやだ、疲れたなって思って、もうやめようって思ったんですけど、『春よ、来い』『ロシアより愛を込めて』っていうプログラムを両方ともやったときに、『ああやっぱスケート好きだな』って思った」。

 「みなさんのためだけじゃなくて、自分のためにも競技、続けても良いのかなっていう気持ちになったときはちょっと、前に踏み出せた」と、話した。

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