リオ100キロ級銅・羽賀龍之介、全6戦一本で初V

羽賀龍之介
羽賀龍之介

◆柔道 全日本選手権(26日、東京・講道館)

 体重無差別で争われ、リオ五輪男子100キロ級銅メダルの羽賀龍之介(29)が初優勝した。決勝で太田彪雅(23)=ともに旭化成=に延長の末、内股で一本勝ち。3回戦では100キロ超級で五輪代表補欠の影浦心(25)=日本中央競馬会=を破るなど、6試合全て一本勝ち。今大会はコロナ禍で例年の4月29日から延期され、史上初の無観客で開催された。

 前回は平成31年4月開催だった全日本選手権は、羽賀が熟練の試合運びで「令和最初」の王者に輝いた。大きな山場は影浦との3回戦。東海大の後輩相手に「壁になろうと思った」と組み手争いを制して技を出させず、11分41秒の熱戦の末に指導3つを引き出した。決勝では最重量級の太田を得意の内股でなぎ倒し、6試合オール一本勝ち。父・善夫さん(57)も5度挑戦した大会で「全日本には特別な思いがあった。一つ親孝行ができたかな」と胸を張った。

 リオ五輪で銅を獲得したが、東京五輪代表を逃し、モチベーションを見失いかけた。だが、春先にSNSで「#いま柔道家にできること」と題した企画を中心となって発信するなど、コロナ禍で活動が制限された柔道界を盛り上げようと尽力。「ああいう活動をして、負けたら格好がつかない。今日は覚悟があった。結果が伴って良かった」。畳の内外で大きな存在感を示した一年になった。(林 直史)

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