J1北海道コンサドーレ札幌MF白井康介(26)が、J2京都に期限付き移籍することが25日、分かった。複数の関係者が明らかにしたもので、既に両クラブ間で契約合意に達している。期間は来年2月1日からの1年間で、近日中に正式発表される。
京都は来季、2012~19年まで湘南を指揮した曹貴裁(チョウ・キジェ)氏(51)の監督就任が決まっている。大阪桐蔭高から13年に湘南に加入した白井は、14年から15年9月までチョ監督の下でプレーしている。18年から所属する札幌では両ウィングバックを務め、今季は27試合に出場するも先発は8試合と、定位置確保とはならなかった。その中、曹氏の強い希望を受けた京都から、今月に入ってオファーが届いた。熟考の末、カテゴリーを1つ下げてでも、より出場機会を求めることを選択した。
曹氏は4バックのシステムを採用する方向で、白井は両サイドバックで起用される見込み。京都は2010年を最後に遠ざかるJ1復帰へ、積極補強を図っている。その一員として1年間を戦い、選手としてのレベルを上げて札幌に戻って来ることを念頭に、白井が新天地へと向かう。