【高校バスケ】札幌山の手が8強…9年ぶり4強へ次戦は大阪桐蔭と対決

応援スタンドの父母らへ健闘を誓う札幌山の手の選手(JBA提供)
応援スタンドの父母らへ健闘を誓う札幌山の手の選手(JBA提供)

◆全国高校バスケットボール ウインターカップ第3日 ▽女子3回戦 札幌山の手112(22―23、31―20、29―11、30―15)69中津北(25日、東京体育館)

 女子の札幌山の手は3回戦で中津北(大分)に112―69で大勝し、4年ぶりベスト8進出。PG森岡ほのか主将(1年)が35得点、9リバウンド、10アシストの大活躍で貢献。2回戦の白鵬女子(神奈川)戦(122〇75)に続き、ウインターカップで同校初の2戦連続100点ゲームを記録した。26日の準々決勝は、2連覇した2011年以来9年ぶりの4強入りをかけ、大阪桐蔭と対戦する。

 札幌山の手初の1年生主将・森岡ほのかが、ウインターカップ2戦目で万能司令塔として猛アピールした。「ディフェンスからパスを素早くつなぐゲームメークを心がけた。自分のマーカーが小さかったので、ゴール下でも勝負しようと思った」。第1Qは22―23とリードを許したが、第2Q開始早々、自身で切り込み反則を誘い、フリースロー2本を決め逆転。さらにゴール下のC舘山萌菜(3年)への絶妙なパスで連続得点するとエンジン全開だ。

 次々と前線へロングパスを供給し速攻を演出。外角シュートを打ったかと思えば、ゴール下へ進入しリバウンドを奪取。ポストプレーも決める神出鬼没の動きで35得点、10アシスト、リバウンドも9本と、あと一歩で“トリプルダブル”の活躍。キャプテンとしての声掛けも続け、勝利に導いた。前主将の姉・かりん(3年)も、3P4本を含む14得点で妹を援護した。上島正光コーチ(77)も「1年生だがプレーに柔軟性があり、ピンチに動じないハートが強み」と司令塔への信頼感を口にした。

 母・いづみさん(42)は山の手OG、父・英生(ひでお)さん(51)も道バスケット協会競技委員会委員長を務めるバスケット一家。幼少期から父とNBAのビデオを見ながら育ったほのかは「マジック・ジョンソンのノールックパスなどを見て、プレーする自分も、見ている人も楽しいバスケットをやりたいと思うようになった」と振り返る。

 会場の東京体育館も、思い出深い場所だ。札幌山の手が2010年に高校総体、国体に続き、ウインターカップで初の「3冠」を達成した試合を、家族と共に観戦。その記憶が、同校へ進学するきっかけにもなった。9年ぶりの4強をかけた準々決勝の相手は大阪桐蔭。1年生エースは「スピードある相手ですが、山の手伝統のディフェンス、リバウンドから速攻につなげて勝ち上がりたい」と力を込めた。(小林 聖孝)

 ◆森岡 ほのか(もりおか・ほのか)2004年11月18日、札幌市生まれ。16歳。バスケットは小学1年から、札幌山の手OGの母・いづみさんがコーチをする和光シュートミニバス少年団で始めた。小学6年で全道小学大会で優勝し全国出場、札幌向陵中1、3年で全国中学出場、北海道中学選抜入り。家族は両親と姉。姉・かりん(18)も札幌山の手3年生部員。好きな選手は、札幌山の手出身のガード斎藤麻未(トヨタ紡織)。172センチ、63キロ。

 ◆札幌山の手女子バスケット部 1965年創部。過去ウインターカップでは優勝2回(10、11年)、3位2回(05、09年)。全国高校総体で優勝1回(10年)、4強4回(98、01、11、16年)。国体優勝2回(10、11年)。主な現役OGは、町田瑠唯(富士通)、本川紗奈生(デンソー)、長岡萌映子(トヨタ自動車)、佐藤奈々美(日立ハイテク)、東藤なな子(トヨタ紡織)ら。

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