廃止の陸上DeNA鬼塚翔太らNTT西日本に集団移籍 東京拠点で活動見込み

鬼塚翔太
鬼塚翔太

 陸上のNTT西日本は25日、今年度限りでトップチームを廃止する横浜DeNAランニングクラブ(DeNA)の国近友昭監督(47)、阿部俊介コーチ(34)のスタッフ2人と、湊谷春紀(24)、鬼塚翔太(23)、松尾淳之介(23)の選手3人が来年4月1日付けで移籍加入することを発表した。

 関係者によると、5人は京都を練習拠点とする清水康次監督(51)率いる本隊と別に、東京を拠点に活動する見込みで準備を進めているという。実業団チームは複数の練習拠点があっても同一チームとして認められており「NTT西日本の東支部」という位置づけとなりそうだ。DeNAの館沢亨次(23)は、コーチングとマネジメントに関して800メートル元日本記録保持者の横田真人氏(33)が代表を務めるTWOLAPSと業務委託契約を締結しており、引き続き、横田氏のもとで活動することになりそうだ。

 DeNAはエスビー食品陸上部のスタッフと選手を受け入れる形で2013年にスタートを切った。前身にあたるエスビー食品はマラソン15戦10勝を誇る瀬古利彦(現日本陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー、DeNAエグゼクティブアドバイザー)をはじめ、1980年モスクワ、84年ロス、88年ソウルと五輪3大会連続で日本代表となった新宅雅也ら多くの名ランナーを擁し、マラソンと駅伝で日本トップクラスの強豪だった。全日本実業団駅伝では84年から4連覇を達成した。しかし、経営悪化などの理由で2012年9月に13年3月末での廃部を発表。その受け皿となったのがDeNAで、世界大会の代表選手の育成と2016年全日本実業団駅伝(ニューイヤー駅伝)での優勝を目標に掲げ、発足した。

 翌14年のニューイヤー駅伝に早くも初参戦し、16年には5位と躍進した。しかし、その後、チーム方針が転換され、2018年10月には駅伝からの撤退を発表した。チームの活動規模も徐々に縮小されていった。今季は東海大から館沢、鬼塚、松尾と3人の有力ルーキーが加入したが、10月に今年度を最後に現クラブを廃止することを発表していた。

 育成組織のアカデミーは存続する。瀬古エグゼクティブアドバイザーはクラブに残り、アカデミーをはじめとしたスポーツ事業に携わる。

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