【羽生結弦V4の軌跡】<3>激動の一年 不屈の3連覇「壁の先には壁しかない」…14年全日本選手権

スポーツ報知
2014年全日本フィギュアスケート選手権大会 演技する羽生結弦

 2連覇した2週前のGPファイナルから、羽生結弦は腹部に痛みを抱えたまま戦っていた。ショートプログラム(SP)は4回転トウループ、3回転アクセルで共に出来栄え点(GOE)満点の3点を引き出し94・36点で首位発進。最後の連続ジャンプは3回転ルッツの着氷が乱れたが、とっさに後の3回転トウループを「練習でもやったことがない」という両手を上げた2回転に変更して対応した。

 フリーも1位の192・50点、合計286・86点で優勝。不屈の3連覇だった。試合後に「ファイナルの後から疲れが取れず、体調が悪い部分もあって、色々大変でした」と明かした。体は悲鳴を上げていた。2日後のアイスショー「メダリスト・オン・アイス」を欠場し、入院。30日に腹部の手術を受けた。

 11月のGPシリーズ中国杯では他の選手と衝突し、負傷した。ソチ五輪金メダリストとして迎えた14―15年シーズンは激動の1年になった。「壁の先には壁しかないのかなって思う。課題が克服できたら、人間ていうのは欲深いものだから、またそれを越えようとする」。羽生はその後、いくつもの壁を越えていくことになる。

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