【巨人】戸郷翔征、球界2位の300%増「15勝目指す」

スポーツ報知
契約更改を終え、サンタクロースの衣装でポーズする戸郷

 巨人の戸郷翔征投手(20)が21日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、300%アップの年俸2600万円でサインした。背番号「13」から「20」に変更となる右腕は地元・宮崎県の高校(都城農)出身で、背番号「20」で213勝を挙げた元広島・北別府学氏のような活躍を誓い、来季15勝を目標に掲げた。(金額は推定)

 引き締まった表情で会見に登場した戸郷の目は、既に来季へと向いていた。今季年俸650万円から2600万円へ。300%のアップ率はソフトバンク・栗原に次いで今オフの球界2位となった。

 「うれしかったというか、評価してもらった。来年は菅野さんがいてもいなくても柱になると思うから、15勝を目指してくれと言われました」。菅野がメジャー移籍する可能性もあり、球団から大きな期待をかけられた。「(菅野にも)1年間通して名前を挙げていただいた。自覚も湧いてきたので、いい心構えができている」

 宮崎・聖心ウルスラ学園高からドラフト6位で入団した昨年は背番号「68」。今季は「13」。来季は、FA加入した梶谷が「13」をつけることもあって、1955年に30勝を挙げた故・大友工氏らが背負った「20」に変更された。入団から3年連続の変更に「何とか早く定着した番号を見つけたい」と笑いつつ「(20番は)北別府さんの印象が強い。(巨人でも)マシソンのように素晴らしい選手がつけているので、恥じないようにやっていきたい」と重みを実感した。

 元広島のエース・北別府氏は、戸郷の地元・宮崎県の都城農出身。プロ1年目から2、5勝を挙げ、3年目から11年連続2ケタ勝利を挙げた。戸郷も来季が3年目。「2ケタ勝利、15勝を目指してやっていきたい」。レジェンド右腕と同じ背番号で、球界を代表する投手へと飛躍する覚悟だ。

 2年目の今季は9勝6敗、防御率2・76とローテに定着し、連覇に大きく貢献。新人特別賞、日本シリーズでは敢闘賞にも輝いた。「まだまだ。今年は勢いでいけましたけど、来年は研究されてくると思う。(実質)2年目のジンクスを打破できるように頑張りたい」とさらなる高みを目指す。

 昨年は山口(現ブルージェイズ)の自主トレに同行したが、今年は一人でレベルアップを図る。「挑戦というか、一人でやってどこまでいけるかを知ってみたかった」。年俸アップの使い道については「釣りが大好きなので、釣り竿(ざお)を買いたいと思います」と笑顔を見せた。今季の活躍を自信に、背番号「20」を次世代のエースナンバーとして輝かせる。(河原崎 功治)

 ◆北別府 学(きたべっぷ・まなぶ)1957年7月12日、鹿児島県曽於郡末吉町(現曽於市)生まれ。63歳。宮崎・都城農から75年ドラフト1位で広島入団。82年は沢村賞、最多勝、86年はMVP、沢村賞、最多勝、最優秀防御率。94年限りで引退。通算515試合で213勝(歴代19位)141敗5セーブ、防御率3・67。2012年に野球殿堂入り。

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