【メディカルNOW】年末年始、感染拡大か抑制の分かれ道

スポーツ報知
菅首相(ロイター)

 政府はようやく「Go To トラベル」を12月28日~1月11日の期間全面停止することを決めたが、感染拡大策とも言える「Go To―」を止めても感染を抑制できるとは思えない。

 では、どんな感染防止対策が行われているのか。感染拡大地域では、「酒類を提供する飲食店・カラオケ店の営業時間短縮」が要請されている。不要不急の外出自粛も呼びかけられているが、買い物や年末気分を楽しむ人などで繁華街の人出が多いのが気になる。感染経路が多様化している現在、イベント・テーマパーク・映画館・劇場・スポーツジム、大型商業施設などに対して休業要請が必要かもしれない。

 今後、感染が拡大するか抑制されるかは、人々が年末年始をどう過ごすかにかかっている。この時期、感染を拡大させると思われるイベントが目白押しだ。夜のイルミネーション、忘年会、帰省、旅行、旧友との再会、初詣、年始回り、新年会などなど。人が移動して人と接触すれば感染のリスクが高まるのだから、感染者が急増する恐れがある。

 しかし、多くの人が感染を警戒して、この時期のイベントに参加せず、家族や親しい人と静かな年末年始を過ごせば感染は抑制されるはずだ。結果は感染者数の増減に表れるが、果たしてどうなるのか。

 先週は1日の新規感染者が3000人前後という日が続いたが、この数が減るどころか逆に増えて4000人台に達するようなら、「最後の切り札」とも言うべき緊急事態宣言の発出が求められることになるだろう。

 一貫して感染防止対策に消極的な菅首相はどう判断するのだろうか。いつもと違う静かな年末年始で、感染者を少しでも減らしていただきたい。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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