【G大阪U23】ラストマッチで集大成の勝利 号泣のDF山口竜弥「人生で一番の財産」

スポーツ報知
G大阪U―23から羽ばたいたドイツ1部・ビーレフェルトのMF堂安律

◆明治安田生命J3リーグ第34節 G大阪U23 2―1岐阜(20日、パナスタ)

 今季で活動を終了するG大阪U―23がラストマッチを飾った。

 前半9分、左サイドのDF山口のクロスから生まれたチャンスに、MF高木が右足で決めて先制。さらに同40分、ゴール前でMF川崎、MF唐山、MF中村とつなぎ、最後は中村の絶妙ラストパスに川崎が合わせて追加点を奪った。19日のJ1清水戦にも途中出場したアカデミー育ち3人の共演から、5年間を締めくくる決勝ゴールが生まれた。森下仁志監督(48)は「本当に選手たちの能力の高さ、本気になった時の力というのを見せてもらいましたし、最後にいい時間をいただけて、一番僕が幸せ者だなと実感しています」と語り、サポーターをはじめ、支えてくれた人々への感謝の言葉を繰り返した。

 若手に試合経験を積ませる狙いで16年からJ3に参戦したG大阪U―23は、MF堂安律=現ドイツ1部・ビーレフェルト=、FW食野亮太郎=現ポルトガル1部・リオアベ=、MF中村敬斗=ベルギー1部・シントトロイデン=ら海外に羽ばたいた選手たちもプレーし、J1への足掛かりを作ってきた。この日は堂安が「堂安シート」を設置して自らが育ったU―23のラストマッチに子供たちを招待したこともあり、2526人の観客が集まった。

 入団から3年間、U―23で計92試合に出場したDF山口は試合後、涙をこらえられず号泣。トップチームでチャンスをつかめず、U―23での出場が続いてきた山口は「支えてくれる仲間、応援してくれるサポーターの方々がいて、人生をかけて接してくれる監督やコーチがいて、すべての方々に支えられた3年間でした。U―23はいらないだろうとか、(クラブが)使うお金がもったいないとか言われてきて。悔しかったんですけど、3年間過ごした僕にとっては全然無駄じゃなくて、人生で一番の財産だったと思います」と試合後のあいさつで感謝を伝えた。

 来季はJ1のトップチームに一本化するため、クラブは選手の保有数を減らす必要があり、今後は新天地を求める選手も出てくる。それでもJ3で能力を示した選手たちには、他クラブからのオファーも届いているという。クラブは2年間で数多くの若手をトップチームに送り出した森下監督に来季はユース監督への就任を要請。U―23で5年間積み上げたクラブとしての育成力を、新たな施策の中で生かす道を探る。

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