陸上の男子3000メートル障害日本歴代2位の三浦龍司(順大1年)が20日、千葉・成田市で行われた関東10マイルロードレースに練習の一環として出場した。中盤までは他の箱根メンバーと集団走、後半はビルドアップして49分28秒の8位と上々の実戦復帰を果たした。
4日の日本選手権は直前練習で右足を打撲し欠場した三浦。大事には至らず、強度を落としたトレーニングを継続していたが、この1週間で状態が大きく向上。トラックと比べ、固い路面や起伏、寒さもある中で違和感なくレースを終えたゴールデンルーキーは「ケガをする前の状態に戻っている。感覚と走りがかみ合って、コンディションはほぼマックスです」と爽やかな笑顔で話した。
長門俊介監督(36)は「久々の実戦でしたが、いい感覚で走ってくれたと思います。箱根でも十分戦える」と手応えを語る。歴史を塗り替える激走を続ける三浦も「やっぱり1区を走りたいですね。自信を持って挑める状態です」。初の箱根路へ、準備は万端だ。