箱根駅伝で10年ぶり優勝を目指す早大が練習公開 勝てば大会最多タイのV14

練習を公開した早大の選手たち(カメラ・山崎 賢人)
練習を公開した早大の選手たち(カメラ・山崎 賢人)

 第97回箱根駅伝(来年1月2、3日)で10年ぶりの優勝を目指す早大が20日、埼玉・所沢市のキャンパスで練習を公開した。主将の吉田匠(4年)をはじめ、1万メートル27分台の中谷雄飛&太田直希(ともに3年)の「2枚看板」、辻文哉ら勢いある1年生ら登録メンバー16人は充実した表情を見せた。

 45年連続90回目の出場の名門は、今季、強力な布陣が整った。11月の全日本大学駅伝は3区の中谷で首位に立ち、その後、6区途中まで首位を走り、最終的には5位。その後、チーム力は上昇を続けている。

 中谷&太田の1万メートル27分台コンビは全日本大学駅伝でもそれぞれ3区区間賞、4区2位と快走し、速さと強さを兼ね備えている。宍倉健浩(4年)、井川龍人(2年)も1万メートルで28分10秒台に突入し、好調。鹿児島有数の進学校、鶴丸高出身の山口賢助(3年)は全日本大学駅伝で最長(19・7キロ)の最終8区で6位と好走し、1万メートルでも28分20秒40をマークするなど主力に成長した。全日本大学駅伝1区6位と健闘した辻を筆頭に北村光、菖蒲敦司、諸冨湧と4人のルーキーも元気がいい。

 5区は吉田主将、6区は半沢黎斗(3年)と経験者を擁する。前回、吉田が区間15位、半沢が区間19位と苦戦。経験者の調子が上がらない場合、新たな山の職人を投入する準備も進められている。

 登録メンバー上位10人の1万メートル平均タイムはチーム史上最速の28分32秒27。今大会に出場する21チームの中で3番目。4強と目される青学大、駒大、東海大、明大と同等の力を持つ。相楽豊監督(40)は「全日本大学駅伝では久々に先頭を走る経験ができた。箱根駅伝でも『早稲田ここにあり』というようなレースがしたい」と手応えを明かす。

 マラソン日本記録保持者の大迫傑(29)=ナイキ=らを擁して学生駅伝3冠を成し遂げた10年度以来、ちょうど10年ぶりの箱根路制覇に向けてチームのムードは高まっている。勝てば、中大と並び、大会史上最多タイの14回目の栄冠に輝く。

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