東京六大学リーグの東大が19日、東京・文京区の東大球場で年内最後の練習を行った。1919年の創部以来初となるアナリスト(分析担当)を募集していることが判明。大音(おおと)周平主将(3年=湘南)は「新チームではデータ分析を強化していくことになり、アナリストを新設することになりました」と明かした。野球経験は不問で、野球好きでスポーツの分析に興味がある1~2年生が対象。“新戦力”の後押しでワースト3位の56連敗(2分けを挟む)を止めることを誓った。
今年から、神宮に設置されているトラックマンによるリーグ戦のデータが六大学各校に提供されるようになった。すでに斎藤周(あまね)学生コーチ(3年=桜修館中教校)がデータ分析アプリを自作。土壌は整いつつある。大音主将は「プレー以外でチームの強化に貢献してもらいたいですね」と、頭脳派の入部に期待を寄せた。(片岡 泰彦)