【巨人】菅野智之2度目MVP スタルヒン、別所毅彦、藤田元司以来球団投手61年ぶり

最優秀選手賞を受賞し表彰を受ける、巨人・菅野智之(左)
最優秀選手賞を受賞し表彰を受ける、巨人・菅野智之(左)

 今季のプロ野球のタイトル獲得者などを表彰する「NPB AWARDS 2020 supported by リポビタンD」が17日、都内のホテルで行われ、巨人・菅野智之投手(31)がセ・リーグの最優秀選手(MVP)を受賞した。巨人の投手で2度のMVP受賞はスタルヒン、別所毅彦、藤田元司以来4人目で61年ぶり。今季は開幕投手から13連勝のプロ野球新記録を樹立。特別なシーズンで記録を塗り替えたエースが球史に名を刻んだ。

 菅野は充実感と達成感を胸にスポットライトを浴びた。2014年以来6年ぶり、自身2度目のMVPを受賞。「開幕から13連勝もあった。僕だけの力じゃとれない。新しいことにも挑戦し、いろんな人が関わってくれて実力、結果で示すことができた」と激動のシーズンを振り返った。

  • 菅野智之のMVPイヤー成績

    菅野智之のMVPイヤー成績

 新型コロナウイルスの影響により120試合を過密日程で戦った中で、開幕投手からの13連勝というプロ野球新記録を樹立し、チームをリーグ優勝に導いた。今季は20試合で14勝2敗、防御率1・97、131奪三振、勝率は8割7分5厘をマーク。「本当に充実したシーズン」とうなずいたように、その成績は圧巻。2年ぶり3度目の最多勝に加え、自身初の最高勝率のタイトルを獲得し、プロ8年目で先発投手の主要タイトルを網羅(過去に防御率4度、奪三振2度)。2年ぶり4度目のベストナインにも輝いた。

  • MVPを2度以上受賞した投手

    MVPを2度以上受賞した投手

 そして、この日発表されたリーグMVP。巨人の投手で2度のMVP受賞者は、スタルヒン、別所毅彦、藤田元司以来4人目で、61年ぶりの快挙。プロ野球全体でも、投手の2度以上の受賞は11人目だ。今年は、巨人の開幕投手からの連勝記録だったスタルヒンの11を塗り替えたが、MVP受賞回数でも歴史的偉人と肩を並べた。

  • スタルヒンのプロフィルとMVPイヤー成績

    スタルヒンのプロフィルとMVPイヤー成績

 常に上を目指し続けた菅野だからこその栄誉。昨季は腰痛に苦しみ、リーグ優勝も心から喜べなかった。「去年から、来年こそMVPや賞をとれる活躍がしたいと思っていた」。熱い思いを胸に、腕から動くフォームに改造した。制球力も抜群に安定し「ホームランの数もだいぶ落ち着いた(被本塁打8は自身最少)。防御率も1点台に収まった。その二つは満足している」と話し「前回受賞した時よりも成長した姿を今年は見せられたと思う」と胸を張った。14年は有効投票数267のうち1位投票数は201で約75%。今年は313票中、1位票が261で約83%。前回以上に圧倒的1位票を集めた。

  • 別所毅彦のプロフィルとMVPイヤー成績

    別所毅彦のプロフィルとMVPイヤー成績

 ポスティング申請をしており、来季はメジャー挑戦か巨人残留か、熟考している。「僕自身も正直、どうなるか分かりません。どこで野球をやるにしても、こういう賞をもらうような活躍をしたい」。上を目指す姿勢は不変だ。(玉寄 穂波)

  • 藤田元司のプロフィルとMVPイヤー成績

    藤田元司のプロフィルとMVPイヤー成績

最優秀選手賞を受賞し表彰を受ける、巨人・菅野智之(左)
菅野智之のMVPイヤー成績
MVPを2度以上受賞した投手
スタルヒンのプロフィルとMVPイヤー成績
別所毅彦のプロフィルとMVPイヤー成績
藤田元司のプロフィルとMVPイヤー成績
すべての写真を見る 6枚

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請