【メディカルNOW】新型コロナ、政府は無策 感染したくなければ自衛徹底

スポーツ報知
マスクをして品川駅を歩く人々(ロイター)

 先週末、全国の新規感染者が3000人を超えた。北海道、東京都、愛知県、大阪府など感染拡大地域だけでなく、全国各地で過去最多の感染者が出ている。

 感染が拡大したのは人と人の接触が増えたからだ。逆に言えば人との接触機会を減らせば感染は減る。単純な話だ。そのことは緊急事態宣言が出た4~5月に私たちが経験的に知っている。

 それなら再び緊急事態宣言を出して感染を抑えればいいと多くの人は思うのだが、菅首相はそう考えていないらしい。「経済を回すことも大事」と、補助金を出して観光旅行を奨励する「Go To トラベル」(一部地域を除外)を今も継続している。「コロナはすぐに消える。経済が大事」と感染防止対策を軽視した米国のトランプ大統領と菅首相が重なって見える。

 政府が「Go To―」を継続しているため、感染拡大地域が行っている「時短営業」や「外出自粛」の要請が効かなくなっている。「遠くへ旅行してもいいのに、なぜ外出自粛なの?」というわけだ。

 もはや「Go To―」を全国で停止するだけでは感染拡大を抑えることは難しいだろう。再び緊急事態宣言を出すレベルに達しているのだが、菅首相にその気はないようだ。政府は無策なので、感染したくなければ自衛を徹底するしかない。

 具体的にどうしたらいいのか。緊急事態宣言が出た4~5月を思い出してほしい。不要不急の外出を避け、極力自宅勤務に切り替え、多くの店舗が休業し、人との接触を8割減らして第1波を抑え込んだ。当時に比べて感染状況が格段に悪化しているのだから、家族以外との会食を避けるなど自衛を徹底していただきたい。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

社会

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請