安藤美希子が9度目V…日本新ジャーク123キロ 体重そのまま1階級上げる別格の力

安藤美希子
安藤美希子

◆重量挙げ 全日本選手権 第2日(12日、新潟、ニュー・グリーンピア津南体育館)

 女子64キロ級で、19年世界選手権59キロ級5位の安藤美希子(28)=FAコンサルティング=がスナッチ90キロ、ジャークで日本新の123キロを挙げ、トータル213キロで優勝した。他階級を含め、通算9度目Vとなった。

 安藤が別格の力を示した。世界で実績のある59キロ級は国内なら無敵。「競り合い、国際大会に近い環境でやった方が記録も上がる」と、体重59・9キロのまま64キロ級に挑んで勝ちきった。新型コロナの感染が拡大して以降、初の大規模大会。「全てにおいて緊張感が違う。大きな舞台で試合ができるありがたみを痛感した」と実感を込めた。

 コロナは、安藤に二重苦をもたらした。大会から約1年遠ざかり、拠点の韓国で金度希コーチに直接指導を仰げない。数センチ、数ミリの感覚でバーを扱う競技だけに「自分で課題の原因を突き詰めるのは難しい」。その分、母校の平成国際大で週5~6日練習する際、後輩に指導することで自分の技術を見つめ、乗り越えた。

 代表有力の東京五輪は選考の最終盤。来年4月末までが期間で、同月のアジア選手権などが対象大会だ。来夏の東京五輪で表彰台が期待されるだけに「(五輪で)全力でいい結果を出せるようにしたい」と見据えた。(細野 友司)

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