【香港カップ血統分析】ヘイルトゥリーズン系種牡馬が好成績

スポーツ報知

 小欄ではG1香港カップについて血統面から検討したい。過去5年の血統傾向を見ると、ヘイルトゥリーズン系種牡馬の産駒が3勝、2着1回、3着2回と好成績を残している。同系の中でもサンデーサイレンス系の活躍が目立っており、2015年のエイシンヒカリ(父ディープインパクト)と昨年のウインブライト(父ステイゴールド)が勝利している。

ステイゴールド
黒鹿毛 1994
サンデーサイレンス系

サンデーサイレンス
青鹿毛 1986
Halo
Wishing Well
ゴールデンサッシュ
栗毛 1988
デイクタス
ダイナサツシユ
サマーエタニティ
芦毛 2005
グレイソヴリン系
アドマイヤコジーン
芦毛 1996
Cozzene
アドマイヤマカディ
オールフォーゲラン
黒鹿毛 1993
ジェイドロバリー
ミスゲラン

ウインブライト血統表

 ウインブライトの父ステイゴールドは、2001年の香港ヴァーズに優勝。7歳にしてG1初制覇を果たし、有終の美を飾った走りは永遠の語り草だ。産駒も父と同様に異国の地において能力を発揮し、ウインブライトのほかに、オルフェーヴルとナカヤマフェスタがG1凱旋門賞で2着に好走した。母の父アドマイヤコジーンは旧朝日杯3歳Sと安田記念の勝ち馬。現役最終戦となった2002年の香港マイルでは、勝ったオリンピックエクスプレスから0秒2差の4着に入った実績もある。

 ディープインパクトの産駒からはダノンプレミアムが参戦。産駒は前記エイシンヒカリのほかにステファノスも2016年3着と好走している。ダノンプレミアムの母の父インティカーブは、2010年の優勝馬スノーフェアリーの父でもあり、シャティンへの親和性が高そうな血統構成だ。

ハービンジャー
鹿毛 2006
ダンチヒ 系

Dansili
黒鹿毛 1996
デインヒル
Hasili

Penang Pearl
鹿毛 1996

Bering
Guapa
クロノロジスト
芦毛 2003
ヴァイスリージェント系
クロフネ
芦毛 1998
フレンチデピュティ
ブルーアヴェニュー
インディスユニゾン
青鹿毛 1997
サンデーサイレンス
ラスティックベル

ノームコア血統表

 ノームコアは、父がデインヒル系のハービンジャー。同じ父を持つディアドラが2018年2着に入った。ハービンジャーの父ダンシリも香港国際競走と相性が良く、少しさかのぼると、産駒のジオフラが2012年の香港カップ2着、フリントシャーが2014年の香港ヴァーズ優勝を果たしている。

 デインヒル系種牡馬の産駒は近5年の香港カップで活躍しており、シークレットウエポン(父シュワジール)が2016年2着、ブレイジングスピード(父ディラントーマス)が2015年3着、ライズハイ(父マイボーイチャーリー)が昨年3着。ノームコアは、半妹のクロノジェネシス(父バゴ)が今年の宝塚記念を圧勝と、母系にも活力がある。

Galileo
鹿毛 1998
サドラーズウェルズ系

Sadler's Wells
鹿毛 1981
Northern Dancer
Fairy Bridge
Urban Sea
栗毛 1989
Miswaki
Allegretta
Halfway To Heaven
黒鹿毛 2005
ヌレイエフ系
Pivotal
栗毛 1993
Polar Falcon
Fearless Revival
Cassandra Go
芦毛 1996
Indian Ridge
Rahaam

マジカル血統表

 マジカルは、昨年2着のマジックワンドと同じくガリレオを父に持つ。マジックワンドは愛オークス馬チキータの半妹という良血馬だったが、マジカルも母ハーフウェイトゥヘヴンは愛1000ギニー馬、全姉ロードデンドロンはロッキンジSなどG1・3勝、いとこのフォトコールはロデオドライヴSなどG1・2勝と優秀なファミリーの出身だ。

◆成田幸穂(なりた・さちほ) 1984年8月8日、東京生まれ。(株)サラブレッド血統センター所属。週刊競馬ブック連載「海外競馬ニュース」の編集を担当。同誌のほか、研究ニュースで予想コラム「血統アカデミー」を執筆中。12月6日(日)16時30分から、ラジオNIKKEI第1「香港国際競走実況中継」に出演予定。

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