72年ぶりの箱根駅伝優勝目指す明大の山本佑樹監督「72年前の優勝メンバーに優勝をお見せしたい」

明大は胸に「サトウのごはん」のロゴがついたユニホームで練習
明大は胸に「サトウのごはん」のロゴがついたユニホームで練習

 第97回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、1949年の第25回大会以来、72年ぶりの優勝を狙う明大は12日、東京・世田谷区八幡山の競技場でスピード練習を行った。「おおむね順調です。全日本大学駅伝(11月)では3位になったので、次は優勝を狙うしかありません。私が率先して優勝という言葉を使っていきます。選手も優勝を意識したからと言って、力んでいる様子はありませんね」と山本佑樹監督(43)は自然体で箱根路制覇を目指す考えを明かした。明大は10日に「サトウ食品」とユニホームスポンサー契約を結んだことを発表。この日から同社の「サトウのごはん」のロゴをつけて練習を行った。

 72年ぶりの優勝を目指す明大を深く、温かく応援している人がいる。72年前のVランナーの一人で4区を駆けた夏苅(旧姓・久保)晴良さん(91)だ。「生きているうちに明大の8度目の優勝を見たいですね」と柔らかなに笑みをたたえて話した。

 明大は箱根駅伝で7回の優勝を誇るが、最後の栄冠は1949年までさかのぼる。夏苅さんによると、10人のVメンバーのうち、夏苅さん以外の9人はすでに亡くなったという。「私も近いうちにあの世に行くでしょう。仲間が待っています。『我々以来の明大優勝を見たよ』という土産話を持っていきたいですね」と語る。その上で、言葉を続ける。「でもね、現役の学生の皆さんは、こんな古いOBの思いを背負う必要はない。チームメートや家族、そして、自分のために走ってほしい。だって、私もそうだったんだから」と慈愛に満ちたエールを送る。

 歓喜の瞬間を静かに待つレジェンドOBに対し、山本監督は「夏苅さんの期待に応えたい。ぜひ、優勝を見ていただきたい」と誓う。明大の歴史的な挑戦が、いよいよ始まる。

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