織田無道さん、68歳で死去 がん闘病中だった…「生ダラ」芸能史に残る怪僧、虚偽登記で逮捕

2002年、宗教法人乗っ取り疑惑の否定会見を行った織田無道さん。この7か月後に逮捕
2002年、宗教法人乗っ取り疑惑の否定会見を行った織田無道さん。この7か月後に逮捕

 住職を務める傍ら、タレントとして、日本テレビ系「とんねるずの生でダラダラいかせて!」などで活躍していた織田無道(おだ・むどう=本名・織田礼介)さんが、今月9日に亡くなっていたことが11日、分かった。68歳。ここ数年は、がんで闘病中だった。

 織田さんと20年以上の付き合いがあったという芸能プロダクション「アルファ・ジャパンプロモーション」の荒井英夫会長(61)がこの日、自身のブログで「織田無道住職が今月9日に亡くなっていた」と明かした。楽しい思い出が多かったとし、「ご訃報に接し、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と故人をしのんだ。

 織田さんは神奈川・厚木市の円光寺で住職を務めていたが、人にとりついた霊を水晶玉に映して写真にとり、その霊を除く霊能者としてテレビに出演。1990年代にバラエティー番組だけでなく、ドラマ、映画と活動の舞台を広げていった。僧侶でありながら高級車を乗り回すなど、独特なキャラクターで“怪僧”として注目された。

 しかし2002年9月、宗教法人の議事録を偽造、代表役員に就任したとする虚偽の登記をしたとして、神奈川県警に有印私文書偽造、公正証書原本不実記載などの疑いで逮捕された。裁判では無罪を主張したが、04年に懲役2年6月、執行猶予4年が確定した。

 その後も本人はタレント活動に意欲を見せていたというが、表舞台に出る機会は激減。事件の裁判記録などを盛り込んだ著書を出版したり、地方で怪談の巡業をしていたという。06年には生前葬も行った。

 荒井氏によると織田さんはここ数年、がんの「ステージ4」と宣告され、闘病していたが、海外から特殊な薬を取り寄せたことを明かし「数値が減って(良くなって)きた」と話したこともあるという。ブログでは織田さんと最後のやり取りとなった今年9月13日のメールを紹介。「いよいよ人生に幕が下ろされる時期がきたようです諸々有り難うございました感謝申し上げます」などとつづられていたが、「元気になったら(事務所がある)横浜に行きます」と、がん克服に意欲も見せていたという。

 ◆織田 無道(おだ・むどう)本名・織田礼介。1952年8月8日、神奈川県生まれ。帝京大法学部卒。臨済宗建長寺派円光寺第49代住職のほか、関東仏教会会長、日本仏教新聞社代表も務めた。オカルトブームだった90年代を中心に霊能者としてテレビに出演。「とんねるずの生でダラダラいかせて!」など主にバラエティー番組で活躍した。趣味は車。

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