学生3大駅伝単独最多22度の優勝を誇る駒大は、エントリー上位10人の1万メートル平均記録が28分26秒81と史上最速となった。4日の日本選手権で今季日本人学生最速となる27分46秒09をマークしたエース田沢廉(2年)を筆頭に、登録選手16人のうち11人が29分を切るハイレベルな選手層。大八木弘明監督(62)は「若いチームなのでチャレンジを忘れずに走りたい」と、挑戦者の気持ちを強調した。
これまでのチーム最速とされていたのは13年大会の駒大で、28分31秒02。油布郁人や窪田忍、村山謙太、中村匠吾ら豪華布陣で参戦。湯地俊介が4区19位と失速し往路9位と出遅れたが、6区以降は意地を見せて復路優勝を果たし、総合3位に。
今季は自己記録に加え、6年ぶりに全日本大学駅伝を制した勝負強さも魅力。指揮官は「学生のうちから、世界へという意識も大事と思って取り組んでいる」と、箱根もチーム一丸で挑む。