青学大、東海大、駒大、明大の4強中心に激しい優勝争いが展開されるだろう。それぞれ強みと弱みがある。
青学大は選手層が厚いが、やはり岸本の不在は痛い。いかに2区をしのぐかが連覇のカギ。東海大は5区に西田壮志(4年)という切り札を持つが、選手層がやや薄いか。駒大は絶対エースの田沢廉(2年)と準エースの小林歩(4年)はレースの流れを引き寄せる力がある。鈴木芽吹ら5人の新人もスピード抜群だが、20キロ超の距離は未知数ではある。明大は今季、勢いに乗る。勝負強さを発揮することが72年ぶりの優勝の条件となる。
中谷雄飛&太田直希(ともに3年)の二枚看板を擁する早大、安定感抜群の帝京大、前回5区区間賞の宮下隼人(3年)の爆発力がある東洋大、ハイレベルな予選会をトップ通過した順大、同2位通過の中大も上位進出の力を持つ。
残り3週間。コンディション調整に成功し、持てる力を発揮したチームが箱根路を制覇する。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)