【巨人】原辰徳監督は菅野智之の決断見守る それが「敬意」…「冷たいな 何か言ってよと思っているかも」

スポーツ報知
10月、リーグ優勝を決め菅野(右)をねぎらう原監督

 巨人・原辰徳監督(62)が8日、ポスティング申請が受理された菅野智之投手(31)に言及。「確かに智之が今回どういう結論を出すかは分からない」とした上で、「敬意」を持って見守る姿勢を強調した。

 いかなる時も変わらない、原監督の思いがある。これまで巨人の指揮を執る間にFAで松井、上原、高橋尚が、ポスティングで山口がメジャーに挑戦した。全て彼らの決断を尊重してきた。

 「僕はその時も、上原にも松井にも『こうしてくれ、ああしてくれ』とはひと言も言わなかった。それはなぜかというと、野球選手に対する僕の敬意なんですよ。そこは僕の中で指示するものではない」

 菅野については、これまで「監督という立場で言うならば、残ってくれることがベスト」と発言はしたが、それは当然、エースが抜けることを歓迎する監督はいない、という意味合いが主眼のもの。ただ、幼少期からずっと見守ってきたのだ。言いたい気持ちをグッと抑える心中は察して余りある。

 「特に智之は私の甥っ子でもある。だから余計に。僕はどんな状況になったって、彼と一生過ごすよ。その中で当然、監督としての利己的な無責任で(本人に何か)言うのは、仮にできたとしても言わないね。それは言えない」

 背中を押すことも、無理な引き留めもしない。それが、夢に向かって挑戦する男へのリスペクトだ。

 「彼は『監督、冷たい人だな』と思っているかもしれないね。『冷たいな、何か言ってよ』と。しかし僕の最大なる敬意なんですよ。同じチームメートであり、目標を定めた同士であったという部分では、応援する気持ちは変わらないですよ」

 結論を静かに待つのみ。その結論に対して、野球人として、伯父として、菅野智之という選手がより大きくなるためのサポートは惜しまない。(西村 茂展)

 ◆ポスティングシステム 日本のプロ野球から海外FA権の取得前に米大リーグに移籍する制度。日本球団への譲渡金は選手が契約で保証される額により変動する。メジャー契約の場合、保証額のうち2500万ドル(約26億円)までの部分の20%、2500万ドルを超えて5000万ドルまでの部分の17.5%、5000万ドルを超えた額の15%の合計となる。契約期間内に獲得した出来高払いの額からは15%が追加で支払われる。マイナー契約での譲渡金は契約金の25%。

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