第97回箱根駅伝(来年1月2、3日)で2年ぶり2度目の優勝を目指す東海大のユニホームに、神奈川・伊勢原市に本社を置く建物総合管理業の「山王総合」のロゴが入ることが8日、分かった。山王総合は神奈川・平塚市を本拠地としている東海大陸上競技部を長年、後援している。両角速監督(54)は「長年の感謝を込めて、今回は無償で山王総合さんのロゴをつけます。社長の吉田守さんは駅伝好きで、いつも応援してもらっています」とコメントした。
日本陸連は4月に「世界陸連広告規程改定に伴う国内適用について」を発表。国内の大会で各チームはユニホームに所属名(学校はサイズ制限なし、学校以外は高さ5センチ以内)、製造メーカー(40平方センチ以内で高さ5センチ以内)に加え、同一のスポンサー名(40平方センチ以内、高さ5センチ以内)をシャツとパンツにそれぞれひとつず表示できることが認められた。
東海大のユニホームに付けられる山王総合のロゴは社名ではなく「SUNSHINE」(サンシャイン)の文字と虹がデザインされている。同社のホームページでは「山(サン)王総合株式会社の社員(シャイン)」「山王総合の従業員全員が光り輝くこと。更に一丸となって、より一層の輝きを放てる企業になろうとの願いが込められています」などと説明されている。東海大は「サンシャイン」(太陽の輝き)のような継走でV奪回を期す。
箱根駅伝で2年連続6度目の優勝を狙う青学大は新潟県の「妙高市」、81回目の出場となる法大は箱根駅伝コースの神奈川・平塚市に本社があるビルメンテナンス業の「郵生」、7年ぶりに出場する専大は鶏肉の生産、販売などを手がける「アマタケ」のロゴがユニホームにつけられる。
ニューイヤー(全日本実業団)駅伝で4連覇中の旭化成のユニホームには「サランラップ」のロゴが入っている。