広島の森下暢仁投手(23)が7日、マツダスタジアムで契約更改交渉に臨み、2700万円増の4300万円でサインした。2年目の年俸、アップ額とも、12年の野村を抜き球団最高となり「ローテーションを守ったところを評価していただいた。しっかり評価してもらっているという印象。やっぱりいろんな支えてくれている人に恩返し、そっちの方に自分は使いたい」と爽やかな笑顔を見せた。
今季は18試合に登板。10勝3敗で防御率1・91と文句なしの成績を残し、新人王筆頭候補にまで上り詰めた。10、11月は5戦4勝0敗、37イニングで自責点1、防御率0・24をマーク。10、11月度の「大樹生命月間MVP賞」を獲得。球団新人投手では98年の小林幹英以来22年ぶりの月間MVP受賞となった。
来季に向けては「自分はやっぱり開幕投げたい気持ちはあるので競争には加わりたい」と大役に名乗りを上げ「しんどい試合たくさん出てくると思うがしっかり試合つくれるようにしたい」と飛躍を誓った。