【阪神】チェン・ウェインと大筋合意 退団能見の背番号「14」が有力

阪神への移籍が濃厚となったチェン・ウェイン(写真は合成)
阪神への移籍が濃厚となったチェン・ウェイン(写真は合成)
チェン・ウェインの年度別投手成績
チェン・ウェインの年度別投手成績
チェン・ウェインの巨人戦通算成績
チェン・ウェインの巨人戦通算成績

 阪神がロッテの保留選手名簿から外れたチェン・ウェイン投手(35)を獲得することが6日、決定的となった。2日に自由契約となり、交渉が解禁された直後にアタックを仕掛け、大筋合意に達したもよう。背番号は能見の退団で空き番となった「14」が有力視され、年内にも正式発表される。日米通算95勝の実績を誇り、かつてはGキラーとしても名をはせたサウスポーの縦じま入りが、秒読み段階に入った。

 FA戦線で鳴りを潜めていた阪神に大きな新戦力が加わりそうだ。複数の関係者の話を総合すると、ロッテの保留選手名簿から外れたチェンと大筋合意に達し、後は細部を詰める段階に入ったようだ。今季途中からプレーしたロッテも複数年契約を提示していたが、阪神はそれに負けない条件と熱意を伝えたもよう。他球団も調査を進める中、交渉解禁後の即アタックで争奪戦を制した。

 猛虎の先発左腕を見渡すと、ガルシアが退団し、岩貞も中継ぎ起用が濃厚。高橋もコンディション面の不安があり、1年を通してローテを守れるかは不透明だ。9年ぶりに復帰した日本で今季、未勝利ながら4試合すべてクオリティースタート(6投球回以上3自責以下)を達成し、防御率2・42と安定感を見せつけたチェンは、西勇と左右の二枚看板として期待できる。谷本球団本部長も「いい投手。先発は何人いてもいい」と評価しており、青柳、秋山、藤浪らと先発王国の構築も夢ではない。

 チェンにとってはメジャー挑戦前の11年シーズン以来、ちょうど10年ぶりのセ・リーグ復帰となる。中日時代の36勝のうち、実に9勝が巨人戦で対戦防御率は2・52。当時のメンバーから残っているのは坂本ぐらいとはいえ「相手が強いほど燃える」と強力打線に果敢に立ち向かい、白星を重ねてきた。阪神は今季8勝16敗。9年連続負け越し中の伝統の一戦でも、最高の切り札になることは間違いない。

 背番号は今季限りで退団した能見がつけていた「14」が有力視される。G戦通算22勝を誇った巨人キラーの後継者としても、ふさわしい代名詞となりそうだ。野手では韓国・KTで今季47本塁打、135打点の2冠、MVPに輝いたメル・ロハス・ジュニア外野手(30)の獲得を目指している。2005年以来、16年ぶりのV奪回に向け、着々と戦力整備を進めていく。

 ◆チェン・ウェイン(陳偉殷)1985年7月21日、台湾生まれ。35歳。国立台湾体育学院卒業後、2004年に中日に入団。09年に最優秀防御率のタイトル獲得。11年オフに自由契約となり、オリオールズを経て16年からマーリンズと5年総額8000万ドル(約83億3000万円)の大型契約を結んだ。今季はマリナーズとマイナー契約し、6月末に自由契約。9月下旬にロッテに加入した。183センチ、90キロ、左投右打。今季年俸3000万円。

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