【宏太’sチェック】ボール支配率勝るも脅威なきパス回し

後半9分、2失点目を喫し、落胆を隠せない札幌の選手たち
後半9分、2失点目を喫し、落胆を隠せない札幌の選手たち

◆明治安田生命J1リーグ第31節 札幌1―3C大阪(5日・札幌ドーム)

 前半に得点を取れればパーフェクトだったC大阪戦だが、あれだけボールを支配して入らないのは対処法に問題がある。5バックでべったり守られた中、難しさがあったのは分かるが、もっとゴールに直結する動きをする必要がある。

 うまく回せてはいるが点を取るのがサッカー。パススピードはもっと上げられたし、実際、ビッグチャンスを多く作っていたのは相手の方だった。改善したいのはリズムだ。札幌は後ろでのボール回しがそのまま前の回しにつながっている。そのリズムが変わらないと、相手に脅威を与えられない。

 DFの福森の位置から前線の選手の足元に低いボールが入ったりはあるが、例えばボランチから大きくリズムが変わるようなボールが、多くは入っていない。前にも書いたが、裏に抜け出す選手がいたらボールを持っている選手が工夫してそこに出したり、ワンツーを使う。つなぐだけでなく、誰かが抜け出してからの回しの質を磨かないと、パスがつながりはするが、効果的な攻撃にならない。

 大卒ルーキーの3人が存在感を発揮したように、来年へ向けての好材料はある。そこから更に飛躍するためには、ゴールにつながる動きとサイドの選手がより裏でもらうこと。C大阪戦の1点は、サイドに振りまくったからこそ生まれたのだから。

(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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