トイレ大好きお掃除芸人「どきどきキャンプ」佐藤満春、最短距離のお掃除術伝授

掃除に懸ける思いを熱心に語る佐藤満春(カメラ・橘田 あかり)
掃除に懸ける思いを熱心に語る佐藤満春(カメラ・橘田 あかり)
汚れを落とす技術や知識を盛り込み話題のムック本
汚れを落とす技術や知識を盛り込み話題のムック本

 お笑いコンビ「どきどきキャンプ」の佐藤満春(42)が11月に発売したムック本「どきどきキャンプ・佐藤満春の感動の掃除術」(宝島社)が主婦を中心に大きな話題を集めている。トイレ好きで掃除能力検定の資格を持つ佐藤が理論的に汚れを落とす技術を紹介。「掃除は罰ゲームじゃない。汚れを落とすことは楽しいこと」と訴え、掃除を通じて明るく清潔な社会に貢献することを生涯のテーマに掲げている。(有野 博幸)

 コロナ禍に揺れた2020年も残り1か月を切った。師走に突入し、年末に向けて大掃除に取りかかる人も多いはず。お掃除芸人の佐藤が「どこから始めたらいいのか分からない」「どんな洗剤を使えば汚れが落ちるのか知りたい」という要望に応えてくれる一冊を発売した。

 佐藤がまず訴えるのは掃除に対する意識改革だ。「掃除はネガティブに捉えられがちですけど、決して罰ゲームじゃない。理屈を分かって、方法を間違えなければ、汚れを落とせるんです」。試行錯誤を繰り返し「掃除の答えは1つじゃない。どの汚れに、どの洗剤が有効なのか、予想以上の成果が出ると気持ちいい。僕が見つけた最短距離を伝授します」と胸を張る。

 根っからのトイレ好きだ。「幼い頃から、おなかが弱く、トイレに籠もることが多かったんですよ。芸人になってからも、大部屋の楽屋になじめなくて、トイレを待機場所にしていましたね。家族でさえ自分以外は他人ですから。一人になれる場所はトイレだけと思うと落ち着きますよね」。熱っぽく語る表情は真剣そのものだ。

 転機は2002年。NHKで放送されていたドキュメンタリー番組「プロジェクトX~挑戦者たち~」で「温水洗浄便座」の開発秘話に衝撃を受けた。「すごく感銘を受けました。こうして技術革新が進められてきたのか、とても感動しました」。番組の最後には「ショールームにぜひ足をお運びください」というナレーションがあり、その言葉に触発された。ショールームに足を運ぶようになり、今ではメーカーの広報担当者より知識が豊富になった。

 「もっとトイレについて学びたい」という意欲が湧き上がり、知り合いの清掃業者の仕事現場に立ち会うようにもなった。「ボランティアと言えば聞こえはいいですが、弟子入りのような形で深夜にビルや野球場のトイレ清掃に立ち会い、汚れを落とす方法論を勉強させてもらいました」。ある日、「これは、トイレだけではなく、家全体に生かせるのでは」と思い、掃除全般に興味を広げていった。

 やり始めたことは、熱中してのめり込むタイプ。お笑い関係の仕事で「休日にトイレ掃除をノーギャラでしている」と明かすと関係者に興味を持たれ、トークライブでもトイレや掃除への熱意を語るようになった。「きれい好き」というより「汚れを落とすのが好き」。自宅では「汚れを落としたいがために、わざとしばらく掃除を我慢して、汚れをためてから掃除をしています」というほどだ。

 冒険心に火がついた。「新しく洗剤が発売されたら試して、新商品があればすぐに使う」。掃除にハマってから10年以上。本を出版するなど趣味が仕事にもつながり「好きなことを語って、人のためになる情報を提供できる。こんなに幸せなことはない」と至福の表情を見せる。

 お笑い芸人であり、放送作家など裏方としても活躍する佐藤には胸に抱える熱い思いがある。「トイレで大をすることに抵抗のある小学生が全国にいる。そのネガティブな発想を一新したい。前向きにトイレ掃除をして、きれいにしていけば、イメージも明るくなるはず。要望があれば、講演会もしていきたい」。今後もトイレや掃除の意識改革をライフワークにしていく覚悟だ。

 ◆佐藤 満春(さとう・みつはる)1978年2月17日、東京都生まれ。42歳。2001年に岸学とお笑いコンビ「どきどきキャンプ」を結成。お笑い芸人のほか、テレビやラジオの放送作家、構成作家としても活躍。名誉トイレ診断士、トイレクリーンマイスター、掃除能力検定5級、整理収納アドバイザー3級の資格を持つ。身長170センチ。血液型O。

掃除に懸ける思いを熱心に語る佐藤満春(カメラ・橘田 あかり)
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