堂本光一にとって「忘れもしない日」

KinKi Kids
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 KinKi Kidsの堂本光一(41)の座長ミュージカルのスピンオフ版「Endless SHOCK―Eternal―」が、来年2月4日~3月31日まで東京・帝国劇場で上演されることが決まった。本編の3年後を描く物語で、今年9月に大阪・梅田芸術劇場で上演されていた。同作にとって“本拠地”での上演も決まったが、光一は上演を発表した取材の席で語った一言が印象深かった。

 「あの光景は今後も忘れることはない」―。そう振り返るのは、2月に00年の初演から20周年記念公演と銘打ちながら、コロナ禍で全公演の中止を決めたときのことだ。2月4日に帝劇で開幕を迎えながら、同28日から中止となった。3月18日には一度、公演再開を決めた。だが、再開予定日の当日だった20日の開演7時間前、すでに劇場にファンが集まりかけていたさなかで急転、再開の中止を決めた。

 当時、他で公演再開に踏み切っていた演目もあった。ただ「―SHOCK」は外国人を含む多数のキャスト、激しいアクションなどの作品特性がある。光一は、製作の東宝の重役らと議論を重ね、自ら「中止」という決断を下した。そのときの会議の光景、思いが深く胸に刻まれている。「千秋楽を迎えられなかったのは、急にバサーッと切られたような感覚だった。忘れもしない」。そこから8か月が経ったが、今もその悔しさは癒えていない様子がにじみでていた。

 今回の製作発表会見では、これまでの会見で見たことがないほど冗舌だった。「普段、自分はファンの皆さんに対して、すごく塩対応で申し訳ない。東京ドームに立たせていただいても『後ろのほうは見えていません』と言っちゃうタイプ」と自虐しながら、この日はファンへの感謝をしっかりと言葉にした。大阪でのスピンオフ上演を「普段の半分のお客さんでやらせていただきましたけど、全国で応援してくださっている皆さんのエネルギーをステージ上で感じました。普段は感じていないですけど(笑い)…感じました。感じることが大切だと思います」と振り返った。

 スピンオフ版の上演とともに、来年2月1日から本編を映画館で2週間限定で上映されることも決まった。これも、光一の発案をきっかけに実現したこと。「当時を思い出すと、お返ししなきゃ、という気持ちになる」。光一が味わった悔しさはきっと、いずれまた本編が上演できるようになったときの力にもなる。(記者コラム)

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