コロナ2度陽性から復活するゼウスとようやくWWE入りが決まったイケメン…金曜8時のプロレスコラム

ゼウス(右)のチョップにのけぞる黒潮“イケメン”二郎(9月15日・後楽園ホール)
ゼウス(右)のチョップにのけぞる黒潮“イケメン”二郎(9月15日・後楽園ホール)

 このコラムも200回を突破し、12月で5年目を迎えた。今年は新型コロナウイルスの感染拡大で、プロレス界も大打撃を受けたが、師走になって明るい話題が2つ届いた。

 まずは、PCR検査で2度も陽性となって欠場していた元三冠ヘビー級王者のゼウス(38)が、無事に陰性となり、13日の全日本プロレス年内最終興行「AJP Prime Night 2020」(東京・後楽園ホール)で復帰することが決定した。そして、海外進出を宣言しながら、コロナ禍で足止めを食らっていた黒潮“イケメン“二郎(28)が、世界最大のプロレス団体WWEと契約したことが3日に日本に伝わった。

 「人生は祭りやで」がキャッチフレーズで元気印のゼウスは、11月2日に体調不良のため病院でPCR検査を受け、3日に新型コロナウイルス陽性判定。保健所からの指導のもと、4日から大阪市内のホテルで療養し、11日に自宅療養に切り替え、16日にPCR検査を再度受診したが、17日に再び陽性判定。

 2度目の検査で再度陽性になったことが実名で発表されるのは異例のことで、全日本プロレスの誠実な対応に感心したが、18日に東京・新宿FACEで開幕した年末恒例「世界最強タッグ決定リーグ戦」をゼウスは欠場。イザナギ(年齢不詳)が代役となった。そして、26日の再々検査でようやく陰性判定が出た。

 イケメンは米国時間2日(日本時間3日)に、WWEパフォーマンスセンターと契約したことが発表され、リングネームは、本名の樋口“イケメン”壮士朗として登録。元US王者でWWEタッグチーム王者のTAJIRIの弟子として紹介された。自身のツイッターで「WWEに入団しました! 恐れず追いかけ続ければ夢は叶う。ここからはまた、もう一段階上の夢を追いかけて頑張ります! 俺これから超有名になるために頑張るから、みんな応援よろしくお願いします!」とつぶやいた。

 コロナ禍を乗り越えた両雄だが、全日本プロレス「チャンピオン・カーニバル」公式戦で9月15日に後楽園ホールで激突していた。試合はイケメンの人を食ったようなジャケットラリアットとゼウスの強烈な逆水平チョップの応酬となり、7分13秒、逆水平チョップからのエビ固めでゼウスが勝利。ソーシャルディスタンスをとって、ホールのバルコニーから取材したが、この水と油の対決は、なかなかスイングしていた。もう、イケメンのWWE入りで、この対戦はもう見られない。

 この大会でゼウスは初優勝を決め、イケメンは公式戦で三冠ヘビー級王者・諏訪魔(44)を破る大金星を挙げている。春に一時は「史上初の中止」と発表された「チャンピオン・カーニバル」を秋に強行開催した全日本プロレスの決断をたたえたい。そして、ゼウスの陽性で開催が危ぶまれた「世界最強タッグ決定リーグ戦」が7日の優勝決定戦で無事に閉幕することを祈りたい。(酒井 隆之)

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