【報知映画賞】「罪の声」作品賞 土井裕泰監督「総力戦」陰の立役者“衝撃”の宇野祥平

スポーツ報知
「罪の声」撮影現場での(左から)小栗旬、土井裕泰監督、星野源

 今年の映画賞レースの幕開けとなる「第45回報知映画賞」の各賞が1日、発表された。主演男優賞は「罪の声」(土井裕泰監督、公開中)で新聞記者を演じた小栗旬(37)が受賞した。主要な映画賞で個人賞を受賞するのは初めて。コロナ禍で価値観が変容した今、「エンターテインメントはきっと救いになる」と思いを込めた。なお「罪の声」は作品賞、星野源(39)が助演男優賞を獲得し、3冠となった。

 コロナ禍で映画業界が大打撃を受ける中での受賞。土井裕泰監督(56)は「今年は特別な一年になり、いろいろと考えさせられた。予定通りに公開できたのは、ひとえに周りの方の努力があったからです」と感謝を口にした。

 昭和最大の未解決事件をモデルにした塩田武士氏の同名小説が原作。フィクションとノンフィクション、過去と現在を往来する骨太な物語で「今までで最高難易度の作品。でも、僕ひとりで闘ったわけではない。スタッフ、キャスト、全員の総力戦でした」。

 事件で人生を狂わされた男を演じた宇野祥平(42)を陰の立役者とたたえた。原作を読んだ時、宇野の顔が思わず浮かんだという。「宇野さんが現場入りした時、体重を10キロ絞ったみたいで。覚悟の大きさに誰もが驚きました」。現場の空気が引き締まり、団結が強まった。

 TBS社員で人気ドラマも数々手がけてきたが、映画もドラマも原点は同じという。「心が動いたかが根底にある。映画もドラマもジャンルを意識したことはない」(増田 寛)

 ◆土井 裕泰(どい・のぶひろ)1964年4月11日、広島市生まれ。56歳。早大卒業後、TBS入社。ディレクターとして「愛していると言ってくれ」「ビューティフルライフ」「カルテット」などのドラマを演出。映画監督としては2004年の「いま、会いにゆきます」「ハナミズキ」(10年)なども手がけた。

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