【ロッテ】沢村拓一FA表明 夢のメジャー本命も「日米42球団 一番必要としてくれる球団で腕を振りたい」

報道陣に対応する沢村(代表撮影)
報道陣に対応する沢村(代表撮影)
主なFA権保有選手と旧球団への補償
主なFA権保有選手と旧球団への補償

 ロッテの沢村拓一投手(32)が30日、今季取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使すると表明し、ZOZOマリンで取材に応じた。球団は宣言残留を認めており、本人の結論を待つ方針。「最高峰の舞台」と憧れる米大リーグ移籍を目指しつつ、ロッテへの宣言残留や国内移籍も選択肢に入れながら熟考していく。

 沢村が大きな決断を下した。海外を含む全ての球団と交渉可能な海外FA権を行使すると表明し「日米42球団全て考えられる中で、選択肢の中にメジャーもある。一番必要としてくれる球団で腕を振りたい」と話した。メジャーに関しては「世界中の優れた選手がプレーする場所。憧れもあるし、夢もある」と続けた。

 9月7日に香月とのトレードでロッテに移籍してから約2か月半。「ロッテで優勝」を目標に掲げ、勝ちパターンの一角として22試合に登板し1セーブ13ホールド、防御率1・71の好成績をマークした。13年ぶりの2位とクライマックスシリーズ出場に貢献し、井口監督も「本当に頼もしい投手が来てくれた」と高く評価していた。

 シーズンの全日程が終了し「オフに入ってから一人の時間が長かった。トレーニングも一人。そういった意味では、そのことを考えることが非常に多かったと思う」と揺れる胸中も明かしたが、家族や親しい友人、球団とも話し合いをした上で行使を決断した。

 メジャーで活躍する同じ1988年生まれ選手の活躍にも刺激を受けた。ヤンキースからFAとなっている田中将大(メジャー通算78勝46敗、防御率3・74)、ツインズの前田健太(同53勝36敗、防御率3・75)、レッズの秋山翔吾(同54試合、打率2割4分5厘)はいずれも同学年。「同級生がアメリカでプレーする姿は、一ファンとして今まで見続けてきた。同級生の活躍というのはアメリカ、日本、関係なく非常にうれしいこと」と喜んだ。

 代理人はイチロー氏(現マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター)の担当で知られるジョン・ボッグス氏に決まった。新型コロナウイルスの感染拡大により移籍市場は不透明だが「(決まるのが)年が明けることもあると思う。僕の野球人生なので後悔のない選択をしたい」と決意した。球団は宣言残留を認めており、本人の決断が出るまで待つ方針だ。巨人とロッテで支えてくれた人への感謝を胸に、夢舞台への準備を進めていく。

(小田原 実穂)

 ◆沢村に聞く

 (冒頭に)「ジャイアンツ、ロッテ、数多くの人に支えていただきましてこの権利を取ることができたので、本当に感謝しています」

 ―移籍は大リーグ一本ではないのか。

 「選択肢の中に国内の移籍もあります」

 ―ロッテに入団して。

 「9月7日にトレードされてまだ2~3か月しかたってないのに、気さくに話しかけていただいた。選手、監督、コーチはじめたくさんの素晴らしい方に声をかけていただいてプレーできたので、本当にありがたいです」

 ―ロッテより他球団でという思いがあったのか。

 「自分を必要としてくれるところでですかね」

 ―渡米などはするか。

 「これから決めます」

 ―ロッテ側から残留条件の提示は。

 「それは自分の中にしまっておきたい。それを外に出すことはない」

 ◆沢村 拓一(さわむら・ひろかず)1988年4月3日、栃木市生まれ。32歳。佐野日大高から中大に進み、2010年ドラフト1位で巨人入団。11年に11勝11敗、防御率2・03で新人王に輝いた。13年WBC日本代表。16年最多セーブ。184センチ、102キロ。右投右打。年俸1億5400万円。

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