【日本ハム】杉谷拳士が「海外FA権を行使しま…せんでした!」残留表明 異例の会見で公表…栗山監督ら“流出容認”も

残留を表明した日本ハム・杉谷
残留を表明した日本ハム・杉谷

 日本ハムの元気印・杉谷拳士内野手(29)が30日、千葉・鎌ケ谷市のファーム施設で会見を行い、今年9月10日に取得した海外フリーエージェント(FA)権を行使せずに、残留することを表明した。FA権を行使しない選手が会見を行って残留を表明するのは異例だ。杉谷は「海外FA権は行使しま…せんでした!」と発表した。

 プロ12年目の今季は、レギュラーシーズンが120試合に短縮されたにもかかわらず、自己最多となる88試合に出場。2本塁打11打点、4盗塁で打率2割2分1厘だった。一、二、三塁と外野を守る両打ちで、チーム最多14犠打をマークするなど、ユーティリティープレーヤーとしてチームを支えた。明るい性格を生かした盛り上げ隊長としても、欠かせない存在だった。

 9月10日に海外FA権を取得した際には「世界に視野が開けた今、ニッポンハムグループの皆さんは頭を抱えておられることだと思います。しかし、スギヤ・ケンシはスギヤ・ケンシでしかありません。ナンバーワンよりオンリーワン。そういう気持ちを伝えたい」と謎の所信表明をしていた杉谷。いじられキャラとしてナインからも愛されているとあって同日には、矢野コーチから「行使しろ!」、鶴岡から「チームのために行使してくれよ」と嘆願され、栗山監督までも「海外合うかもしれないね。無類の明るさ、人間にとって一番大事な要素だから」と“流出容認”するほどだった。

 国内FA権を取得した昨オフには、「気持ちも体も、これからもファイターズでお世話になります」と笑顔で残留を表明。今オフは、メジャーを含めて移籍することも可能ではあり、同僚からの後押し(?)もあったが、今年も残留を決意することになった。

 日本ハムは有原航平投手(28)がポスティングシステムでのメジャー挑戦を表明。西川遥輝外野手(28)もメジャー挑戦する可能性がある。主力が相次いで退団する可能性がある中、日本ハム一筋12年の杉谷が、2021年シーズンも日本ハムを盛り上げることになる。

 ◆杉谷 拳士(すぎや・けんし)1991年2月4日、東京都生まれ、29歳。帝京高では1年から正遊撃手。3年では主将を務め計3度甲子園出場。08年ドラフト6位で日本ハム入団した。プロ3年目に1軍初出場。ここまでプロ12年通算で672試合に出場し、14本塁打92打点、打率2割2分2厘。帝京の先輩でもあるとんねるず・石橋貴明さんとの親交も深い。今季の年俸3000万円。右投両打。173センチ、78キロ。背番号「2」。

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