【巨人】阿部2軍監督、初回7失点・太田龍らに“罰走”…ホークスに惨敗で怒りのゲキ

球場の外周を走る(右から)戸根、太田ら巨人投手陣(カメラ・越川 亘)
球場の外周を走る(右から)戸根、太田ら巨人投手陣(カメラ・越川 亘)

 巨人2軍は28日、みやざきフェニックス・リーグのソフトバンク戦(アイビー)に1―11で大敗した。阿部慎之助2軍監督(41)は初回に7失点した1年目の太田らに“罰走”を課した。1軍が日本シリーズで4連敗を喫した怨敵に2軍も惨敗し「こんだけ差があるのは感じてほしい」と怒りのゲキを飛ばした。

 もはや、怒りを通り越していたのか…。サングラスで隠れた目、抑揚のない口調が、逆に恐ろしさを感じさせた。阿部2軍監督はため息交じりに口を開いた。「アウト1つ取るのに40分かかったからね。こんだけ差があるのは感じてほしいよ。『自分らはヘボいんだ』って」。1―11での大敗。今フェニックス・リーグでは、ソフトバンク2軍に3戦全敗となった。

 わずか1イニングで勝敗は決した。初回、先発の太田が大炎上。打者11人に63球を要し、いきなりの7失点でKOされた。「テーマを持って挑んだ結果がコレ。テーマの立て方も反省してほしい。(捕手のサインに)首振って、首振って投げて逆球じゃね…。責任持って投げないと。自分で選択したんだから」。2回から登板した堀岡も、3四球に味方の失策が絡んで2失点。登板しない投手陣が通常の練習メニューとして球場外周をランニングしていたが、背信投球の2人には、試合中にもかかわらず、降板後に“罰走”を命じた。

 バックの守りにも、あ然とさせられた。送球ミスあり、平凡な飛球の落球あり。野選や暴投が絡む失点もあった。さすがの鬼軍曹も「小学生が守ってんのかと思ったよ。なんで普通のフライが捕れないんだよ? ウチの息子でも捕れるよ」と首をかしげ、「レベルが低いんだから、当たり前のことは当たり前にしてほしい。どうやって教えたらいい? 『しょうがないね』って言う方がいい?」と困り果てていた。

 日本シリーズでは、1軍が球団ワーストの13失点や、あわやノーヒットノーランでの敗戦など、王者・ソフトバンクに屈辱の2年連続4連敗を喫した。敵を討つべくヤングGがソフトバンク2軍に挑んだが、悪夢再び…。王座奪回への道のりは長く、険しそうだ。

 ◆阿部2軍監督のムチ

 ▽就任直後の昨年11月、徳光和夫氏から期待の若手を問われ「いないです。レベルが低いことを分かってほしい」と即答

 ▽キャンプの紅白戦で制球を乱した直江、ラモスに対し、試合後に懲罰ノック。1時間も打球を浴びせ続けた

 ▽3月の早大との交流戦に6―9で敗れ、試合後はベンチ入り全選手がポール間走の往復を10本。登板した投手陣は4~5本が追加された

 ▽イースタン練習試合で、一塁手のモタが簡単なけん制球を後逸。直後に交代を命じた

 ▽G球場での練習後、全員でやるはずの球拾いをサボっていたモタを3軍送り

 ▽不調のため2軍調整が続いていた沢村を、「このままじゃ終わる」と3軍降格させ、再起を図らせた

 ▽母校・中大とのプロ・アマ交流戦で、投手陣が計11四球、19安打で5本塁打を浴びて7―20で大敗。試合後、バッテリーには右翼から左翼間の打球を追う過酷なアメリカンノックを課した

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