F東京の長谷川健太監督(55)が28日、アジア・チャンピオンズリーグの1次リーグ・上海申花戦(27日・2〇1)で負傷交代したFWディエゴオリベイラの現状について「通常の歩行が出来ず、車いすで移動している状態。相当ひどいけがを負ったんじゃないかと思う」と説明した。
ディエゴオリベイラは先発出場した27日の試合の後半3分、後ろからの相手のスライディングが足に直撃。その場に倒れると、自力で立ち上がることができず、担架で運ばれた。現在も腫れた状態だといい、検査は29日以降にする予定。長谷川監督は「詳細は検査しないと何とも言えない。ひどい場合はたぶん、ルヴァンの決勝も難しくなる」と、来年4日にあるルヴァン杯決勝・柏戦にも影響する最悪の場合を想定し、コメントした。
30日の次戦は、F組で首位の蔚山(韓国)と対戦する。攻撃の軸である選手が欠ける影響は大きいが「ディエゴが離脱したから痛いと悔やむ時間はない。食事会場でも、逆に我々に気を遣わせないように明るく振る舞ってくれている。彼のためにもチームがしっかり勝っていかないといけない」と前を向いた。