◆第51回春期全国大会岡山県支部予選 ◇中学生の部 ▽決勝 美作ボーイズ0―12岡山北ボーイズ=4回コールド=(21日・笠岡どんぐり球場)
「第51回春季全国大会」(報知新聞社など主催、令和3年3月26日開幕予定)の岡山県支部予選は21日決勝が行われ、岡山北ボーイズが4回コールドで勝利し代表切符を獲得した。
最後の打者を一ゴロに打ち取ると、岡山北ナインは控えめに喜び、スタンドの保護者らに一礼した。支部予選は全試合コールド勝ち。おまけに、決勝は毎回12得点&無安打無得点で締めくくり、春季全国大会出場を決めた。
三宅主将は「素直にうれしかった。ベストの戦い方ができた試合もあるし、ベストではない試合もあったが、それぞれがカバーしあい、それがチームの強みだなと思う」と笑顔で振り返った。初回は敵失も絡め、いきなり打者11人の猛攻で6点を先制。その後も得点を重ね、突き放した。
投げても先発・山本が4回をノーヒット投球。決勝前にバッテリーで「変化球が調子良かったらドンドン使っていく。変化球を投げ、狙われたらストレートで」と対策を練り、二塁さえ踏ませなかった。
初回に適時内野安打を放った4番・是近は「長打を狙うのでなく、つなぐことを考えた」。投げても準決勝で先発5回を1安打無失点に抑え、投打で活躍した。2季連続で全国切符を勝ち取った安井監督は「夏(選手権大会)も勝ったが、中止になったので、できたらやらせてあげたい」と願った。