EXILE NAOTO、寺門ジモンの初監督映画に主演…「素敵な本」で面食らった…インタビュー完全版〈1〉

NAOTO
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 三代目J SOUL BROTHERSのリーダーでEXILEにも所属する、NAOTO(37)が主演する映画「フード・ラック!食運」が公開中だ。ダチョウ倶楽部・寺門ジモン(58)の初監督作品に「失礼ながら台本を読んだ時、ジモンさんがあんな素敵な本を書かれるとは…」と面食らったそうだ。今年、三代目JSBがデビュー10周年、EXILEが結成20年の節目の年を迎え「三代目には自分の誇れる財産と思い出をもらった」と目を細めるが、EXILEのボーカル、ATSUSHI(40)の勇退には沈痛な面持ちに。「危機感はあるが、EXILEは常に変化を進化させるのを実証してきた。今度は自分たちが実証する番だと思っている」。EXILE魂の継承、飛躍を力強く語った。(ペン・国分 敦、カメラ・頓所 美代子)=紙面未収録インタビューを加えた完全版〈1〉=

 NAOTOが演じるのは自分の不始末から母と疎遠になり、有名焼き肉店だった家を飛び出したグルメライター役。母が病に倒れたのを機に実家の味を再現するべく奔走するというストーリーだが、肉料理には一家言持つ寺門監督が「本当の焼き肉を描きたい」というだけに、こだわった場面も多いそうだ。

 「自分と(土屋)太鳳ちゃんがW主演という形ですが、もう一つの主役は肉です。肉を焼くシーンは何回も撮っていますが、基本ジモンさんは1回目が好きなので、結果、長回しが多くなりました。本編では短く見えるシーンも、実は肉が焼ける時間ずっとカメラ回りっ放し。監督がおいしく焼けたと思えるまでずっと撮っていたので、緊張感ありました。本当に調理して食べるまでリアルにやっているんです」

 ―ジモン監督の初メガホンだが、不安はなかった。

 「ジモンさんには公私ともにお世話になっていて、お食事も何度かさせてもらっていました。(映画の)お話も何となく聞いていましたが、正式にオファーをいただいて台本読ませてもらった時、失礼な話『ジモンさんって、こんなステキなお話を書かれるんだ』って。肉は軸としてあるけど、一番メインは親子の絆だったり、食にまつわる人間関係だったり。食に対する知識や熱意は知っていましたが、ものすごい感動的な話じゃないですか。実際にジモンさんが体験したお話を構成して作品にしているので、本を読んでリアリティーを感じましたね」

 劇中にスクリーンいっぱいに台詞の文字が並ぶシーンがある。長台詞を覚えるのにダンスの経験がちょっと生きたという。

 「相手をただ論理的に詰めるようなシーンの長台詞だったので、そこは感情とは違った台詞の覚え方ですよね。ひたすら読んで頭で理解して、口で覚えて筋肉で覚えてって感じでした。これって踊りとちょっと似ている所あるかもしれないですね。結局、踊りも最初は頭で覚えているんですけど、段々と体の動き、一連の筋肉の流れで覚えるので、それにちょっと近いモノがあるかも。しゃべるのも口の筋肉使っていますから」

 俳優業は長年の夢だったそうだが、原点は芝居好きの父親にあるようだ。

 「役者は自分の中で夢であって、それはEXILEに入る前から思っていました。何か、父親が俳優さんに憧れていた時期があって、普段の生活でもちょっと小芝居みたいなものをやっていたりとか…。実は父は今、定年で仕事を辞めて役者しているんです。僕もステージを見に行きました。初舞台を。見に行くということが親孝行で、父は喜んでくれました。自分もこれから役者業にどんどんチャレンジしていきたい。公開を控えた作品(主演映画『ダンシング・マリー』、来年公開予定)もありますが、いろんな機会をいただけるよう頑張りたいです」

 ダンスを始めたのは高校1年の時、ダンス部への体験入部がきっかけだった。

 「それまで勉強とか野球とかいろんなことをやっていて、後から始めるやつに追い抜かれるってことがよくありました。走らせたらトップで、野球ならピッチャーで4番の人っているじゃないですか。自分はそんな人を羨望(せんぼう)のまなざしで見ていた側でした。それが高1でダンス部に体験入部したら『えっ、初めてなの。絶対やってたでしょ』みたいに言われて『もしかして俺ってうまいかも』って。初めて見られる側になったみたいな、後から始めたやつに追い抜かれる感覚もなさそうじゃんって。その時に得意なモノを丁寧に努力を惜しまず、時間をかけてあげるのはどうなのかと思いました」

 ダンスを職業にしようと考えたのは高3の時、三者面談で言葉にしたことを機に道が開かれた。

 「大学進学の選択肢はなくて、面談で先生に『何をやりたいんですか』と聞かれた時に『ダンスやりたいです』って答えたら、親が『えっ、そんななの』ってすごい驚いていました。気持ちが固まっていないのにポンと口から、何で出たのか今でも分からない。これが不思議で、言ったら気合が入って現実味を帯びてきたという後付けのパターン。何かちょっとやりたいことを言葉に出してみると、意外と気持ち固まるなって。言霊っていうか、本当に最上の例を自分の人生の大きな決断で感じました。そっからは一直線。みんなが受験する時間を自分は全部ダンスに費やしました」

 ―当時、ダンスの勉強はどんな方法だった。

 「映像ですね。僕が高校の時にテレ東の深夜でSAMさんと優香さんが司会をやっていた『RAVE2001』っていう番組があったんですよ。これがバイブルで、毎週ビデオに撮っては出演していたチームを研究してました。もう目コピですよ。目で見てひたすらコピーしてマネする感じです。で、番組に出ているダンサーがレッスンするという情報を聞いて行くとか。そんなのを繰り返していくうちに仲間ができて、高校の時からクラブで踊ったりしていました。それで卒業してから海外に行きましたが、不安というよりとにかくあの時は新しいダンスを吸収したい気持ちだけでした。新しいダンスに触れることが楽しくてしょうがなくて、毎日4レッスンぐらい受けては、くたくたになって寝て、また次の日またレッスンを受けての毎日。吸収したい盛りでした」=〈2〉に続く

 ◆EXILE NAOTO(えぐざいる・なおと)1983年8月30日、埼玉県出身。37歳。高校からダンスを始め、卒業後に米国LAにダンス留学。バックダンサーや振り付け業を経て、2007年二代目J SOUL BROTHERSに加入。09年にEXILEのパフォーマーに。10年の三代目J SOUL BROTHERSのリーダーを小林直己と共に兼任。15年にファッションブランド「STUDIO SEVEN」を設立。17年、LDH apparelの取締役に就任。今年2月にYouTubeチャンネル「HONEST TV」を開設。身長170センチ、血液型B。

インタビュー完全版〈2〉…デビュー10周年の三代目JSBは「自分の人生で誇れる財産」

インタビュー完全版〈3〉…ATSUSHIの勇退で新しい形…再び変化を進化に

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