中日・阿部寿樹内野手(30)が27日、ナゴヤ球場で契約更改交渉に臨み、約1時間の交渉の末、1500万円増の4500万円(金額は推定)でサインした。「やっぱりこのご時世なので、なかなか厳しい部分はある。球団からは本塁打、打点でうちに足りない部分を補ってくれたと(評価された)。今年できた部分はそういうところだったんで、そこは言わせてもらった」。26日から契約更改交渉が始まったが、1時間を超える交渉時間になったのは高橋、木下拓に続き2日目で早くも3人目となった。
阿部はブレイクした昨季に続き今季も開幕スタメンに名を連ね、チームでは17本塁打のビシエドに次ぐ日本人トップ13本塁打。持ち前の堅守も光り、攻守でチームに貢献した。
全試合出場には届かなかったが、打点と本塁打でキャリアハイを記録。阿部は「試合に出る以上は結果を求めていきたい。何試合か出れないときもあったので、全試合出られるように」と振り返った。