【都市対抗野球】7年ぶり出場TDKは初戦敗退…鈴木大貴が154キロも2ランに泣く

スポーツ報知
自己最速の154キロを計測したTDKの先発・鈴木(カメラ・有吉 広紀)

◆第91回都市対抗野球 ▽1回戦 日本新薬2―1TDK(25日・東京ドーム)

 7年ぶり出場のTDK(秋田・にかほ市)が日本新薬(京都市)との接戦を1―2で落とし、初戦敗退した。先発の鈴木大貴投手(23)=流通経大=が自己最速を更新する154キロを計測も、6回に2ランを被弾。7回に1番・北畠栞人(かんと)中堅手(23)=八戸学院大=の適時三塁打で1点差に迫るも、あと1本が出なかった。全国舞台で1、2年目の選手が6人スタメン出場。若さに経験をプラスし、来年こそ勝利を目指す。24日の試合で日本製紙石巻(宮城・石巻市)も敗れており、出場した東北勢2チームはすべて姿を消した。

 あと1点が遠かった。1―2で競り負けたTDKが、7年ぶりの出場で白星ならず。安打数は6本―4本と上回り、3回以降は毎回得点圏まで走者を進めながら、得点は7回の1点のみ。投げては先発したルーキー右腕・鈴木が2回に自己最速を3キロ更新する154キロをマークするも、6回に許した2ランに泣いた。

 「これが都市対抗、という感じですね」と振り返った佐藤康典監督(50)。一発を浴びたが6回を投げて4安打3奪三振2失点の鈴木は、人生で初の全国大会に「試合前に監督から、後先考えず飛ばしていけと言われていた。(失点)ゼロを意識した投球をしようと思っていた」と話した。154キロを出してアピールできた一方で、本塁打を打たれたのも直球。手応えと反省を両方感じていた。

 2次予選東北大会同様、この一戦も補強選手の3人以外は1、2年目の選手がずらりとスタメンに名を連ねた。7回にチーム唯一の適時打を放った1年目の北畠だがこの日は2三振、9回2死二塁と一打同点の場面では投ゴロに倒れ「緊張はなかったけど思い通りのスイングができなかった」。この試合の6安打中4本が長打と、若い力が持ち味を出した場面もあったが、勝負どころで社会人4、5年目と経験のある相手投手陣に抑えられた。

 指揮官は「(鈴木は)合格点。よく頑張って投げてくれた。経験を次に生かしてほしい」とねぎらった。鈴木も「年齢層が若いチーム。他のチームに比べて伸びるところはある。来年は最低でも今年以上(の成績)を目指していきたい」と力強く語った。予選突破の喜びも初戦敗退の悔しさも来年への糧にして、TDKが全国1勝をつかめるだけの実力をつける。(有吉 広紀)

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