【北のチャレンジャー】陸上ハイテクAC北風「4刀流」新監督

北海道発の国際的選手育成へ意欲を見せる北風監督
北海道発の国際的選手育成へ意欲を見せる北風監督
11年セイコーGGP川崎で女子400メートルリレーの第1走者として日本新を樹立
11年セイコーGGP川崎で女子400メートルリレーの第1走者として日本新を樹立

 陸上の北海道ハイテクAC(恵庭)は10月で中村宏之・前監督(75)が勇退し、コーチ兼選手だった北風沙織・新監督(35)が就任した。“中村イズム”継承と、未来の五輪代表育成に意欲を燃やしている。

 中村前監督は、06年の同AC設立以来指導、女子100、200メートル日本記録保持者で08年北京、12年ロンドン五輪代表の福島千里(32、セイコー)、100メートル障害日本記録保持者の寺田明日香(30、パソナグループ)らを育成。北風新監督も恵庭北高時代から師事、3年で高校総体、国体、日本ジュニア選手権3冠に輝き、その後も活躍した。新監督は「監督就任の話を聞いた当初は、戸惑いと不安もありましたが、中村先生から『難しく考えず、自分がやってきたことを選手に伝えればいい』と励まされ、決心がつきました」という。

 指導方針は「中村先生は『選手育成の職人』。ミニハードルや器具を使った体幹トレなどの練習法、選手の長所、特性を生かす指導、メリハリをつけた故障防止も参考にしたい。来年は近隣の大学院に進み、スポーツ指導の理論的勉強もしたい」と意欲を見せた。

 12年に結婚し16年に一度引退したが、長男をもうけ19年に現役復帰。現在、監督、選手、在籍専門学校教員、母親の“4刀流”を実践している。「ママさんで東京五輪を目指している寺田さんの活躍も刺激。自ら走りの手本を示す指導で、北海道から将来の五輪、世界陸上代表を育てたいですね」と瞳を輝かせ、あふれる挑戦心を口にした。(小林 聖孝)

 ◆北風 沙織(きたかぜ・さおり)1985年4月3日、釧路市生まれ。35歳。陸上は小学4年から。100メートルは江別大麻中3年で全国中学優勝、恵庭北高3年で高校総体、国体、日本ジュニア選手権3冠。道浅井学園大(現・北翔大)で日本インカレ優勝、07年日本選手権2位、07年大阪世界陸上代表。11年セイコーGGP川崎の女子400メートルリレー(1走)で43秒39の日本新樹立。100メートルベスト11秒42。家族は夫と長男(2歳)。151センチ、47キロ。

北海道発の国際的選手育成へ意欲を見せる北風監督
11年セイコーGGP川崎で女子400メートルリレーの第1走者として日本新を樹立
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