【広島】森下暢仁は心配性!?「本当に来年が心配」

新人王を最有力としている広島・森下
新人王を最有力としている広島・森下

 今季の広島は2年連続のBクラスで悔いが残るシーズンとなったが、そんな中、森下暢仁投手(23)はルーキーながら目覚ましい活躍を見せた。

 「勝たないと1軍で自分の居場所はつかめない」。表情には出さないが、勝利へのこだわりは強い。今季は10勝3敗で防御率1・91と文句なしの成績を残し、新人王の最有力候補といっていい状況だ。

 すさまじい新人であることを印象づけたのは、10月10日のヤクルト戦(マツダ)だ。初回、いきなり無死満塁のピンチを招いたが、4番・村上を空振り三振、続く青木、中山も退け、無失点で切り抜けた。3点リードの6回にも再び1死満塁のピンチを招いたが、代打・宮本と西浦を連続三振に仕留めて無失点。ルーキーらしからぬ強心臓を見せつけた。

 大分商入学時は、西武・源田の後継者として期待されていた。当時から運動センス、バランスが抜群で、遊撃に加えて中堅、二塁、三塁などのポジションを経験。投手は2年から本格的に始めた。大分商・渡辺正雄監督(48)は「いわゆる天才。醸し出すセンス、人間性もたけていた」と褒めちぎる。マイペースな点は当時から変わらず、言葉数は少なかったが、背中でチームを引っ張っていくタイプだったという。

 今季の広島はエースの大瀬良が右肘手術で離脱し、ジョンソンも来日初の0勝に終わった。野村まで血栓症除去の手術で離脱し、先発ローテは苦戦の連続だった。森下は「大地さん(大瀬良)がいなくなって、もっと頑張らないといけないなと強い気持ちが出てきた」と主軸の自覚を強め、自分のできることを全うした。

 今季を振り返り、「本当にうまくいった1年だったので、本当に来年が心配です」と苦笑いする。一方で現状に満足することなく「しっかり来年も勝てるように準備していきたい。これ以上の成績を残せるように頑張っていきたい」と、来季を見据えて動き始めている。とどまることを知らない右腕が、来季も輝きを放つ。(広島担当・坂口 愛澄)

コラムでHo!とは?
 スポーツ報知のwebサイト限定コラムです。最前線で取材する記者が、紙面では書き切れなかった裏話や、今話題となっている旬な出来事を深く掘り下げてお届けします。皆さんを「ほーっ!」とうならせるようなコラムを目指して日々配信しますので、どうぞお楽しみください。

野球

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請