90年代の早大vs山梨学院大に上田誠仁監督「真也加は良いライバルに恵まれた」 箱根駅伝シンポジウム

94年箱根駅伝で2区を激走した山梨学院大のマヤカ(左、当時)
94年箱根駅伝で2区を激走した山梨学院大のマヤカ(左、当時)

 箱根駅伝シンポジウムが24日、オンラインで行われた。「箱根路を駆け抜けたスターたちから繋ぐ次世代へのたすき」をテーマに元エスビー食品監督の武井隆次氏(49)、実業団・GMOの花田勝彦監督(49)、山梨学院大陸上部の上田誠仁監督(61)、桜美林大陸上部の真也加ステファン駅伝監督(47)が語り合った。

 1994年の第70回大会2区で、櫛部静二・現城西大監督と武井氏と並んで早大の「三羽ガラス」と呼ばれた花田氏と直接対決した山梨学院大・真也加氏は「早稲田の選手には負けたくなかった」と区間賞の走りで奪首し、総合優勝に貢献。90年代の2校の争いを象徴する名場面に、山梨学院大を率いていた上田監督は「真也加は良いライバルに恵まれた。花田君を含め、早大の三羽ガラスは瀬古(利彦)さんの指導の下、戦い続ける精神力がすごかった」と振り返った。

 箱根駅伝で1年3区6位、2年同区3位、3年4区区間新をマークして総合Vに貢献した花田氏。4年時は真也加氏に敗れるも、2区3位。「練習はできても、試合に弱かった。一時は、引退も考えた」と当時の苦悩を明かす。しかし、瀬古監督と「ケンカもたくさんしましたね」と笑い話にできるほど何でも言い合える関係を築き、メンタルトレーニングで弱点を克服。エスビー食品時代には96年アトランタ、00年シドニー両五輪一万メートル代表として世界と戦った。

 今年の1月2、3日に行われた第96回大会で100周年の節目を迎えた箱根駅伝。今年はコロナ禍で練習環境が限られ、試合数も大幅に減少するなど異例のシーズンとなったが好記録が続いた。今回のシンポジウムも、例年は東京・千代田区の「よみうり大手町ホール」で行われるが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてオンラインでの開催となった。途中、音声の乱れがあったため、再配信も予定している。

 登壇者から、箱根ランナーへのメッセージは以下の通り。

 武井氏「今の世の中に光明が差すような元気な走りを期待しています」

 花田氏「予測と準備を120%して、本番は肩の力を抜いて85%くらいの感覚で余裕を持って走って欲しい」

 真也加氏「全てのチームにベストを尽くすチャンスがあるので、頑張って欲しい」

 上田氏「タスキに賭ける熱き想いを走りで示して欲しい」

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