高山勝成、プロ復帰戦が中止「気持ちを切り替えていきます」…相手の小西伶弥が新型コロナ陽性

高山勝成
高山勝成

 ◇プロボクシング ライトフライ級(48・9キロ以下)6回戦 元世界主要4団体ミニマム級王者・高山勝成―元日本ミニマム級、元WBOアジアパシフィックライトフライ級王者、WBC世界同級11位・小西伶弥(23日、兵庫・三田市総合文化センター※試合中止)

 アマ転向、東京五輪予選挑戦を経て、4年3か月ぶりにプロのリングに上がる予定だった元世界主要4団体ミニマム級王者・高山勝成(37)=寝屋川石田=のプロ復帰戦が試合当日の23日、中止となった。対戦相手のWBC世界ライトフライ級11位・小西伶弥(27)=SUN―RISE=が22日に受けたPCR検査の結果、23日に新型コロナ陽性と判定されたため。高山は陰性だった。共に前日計量を一発クリアしていたが、高山にとっては2度目の“プロデビュー戦”が不本意な形で中止となってしまった。同会場での昼夜2部興行自体は予定通り行われる。

 高山は陣営を通じてコメントを発表。「練習を積み重ねてきた中で、当日の試合中止は残念ですが、致し方ないと思っております。小西選手や新型コロナウィルスに感染された方々の回復をお祈りしております。次の試合に向けて気持ちを切り替えていきます」と前を向いた。

 コロナ禍による試合中止は、3日にインテックス大阪で予定されていたWBA世界ライトフライ級タイトルマッチでも起こった。同級スーパー王者・京口紘人(26)=ワタナベ=とチーフセコンドが前日のPCR検査の結果、コロナ陽性となり、挑戦者タノムサック・シムシー(20)=タイ、グリーンツダ=戦が中止に。またしてもプロボクシング界がコロナ禍の壁に直面した。

 日本ボクシングコミッションの安河内剛・本部事務局長は「小西選手は1週間前にも一度PCR検査を受けており(陰性)、選手個人もジム側も相当程度感染予防対策を講じていたことを確認している。すでに何が起きてもおかしくない状況にあると考えざるを得ない。検査体制のみならず、興行そのもののあり方も含め26日のコロナ対策小委員会で協議する予定である」とのコメントを発表した。

 ◆高山勝成(たかやま・かつなり)1983年5月12日、大阪市生まれ。37歳。2000年10月、17歳でプロデビュー。05年4月、21歳でWBC世界ミニマム級王座奪取。以後WBA暫定、IBF、WBO同級王座を獲得し、日本人初の世界4団体制覇。17年4月、33歳で名古屋産大入学と同時にアマ転向表明。18年10月、アマ選手登録。東京五輪出場は逃し、20年3月、プロライセンス再取得。通算成績はプロ31勝(12KO)8敗1無効試合、アマ2勝1敗。身長158センチ、右ボクサーファイター。

 ◆小西伶弥(こにし・れいや)1993年7月16日、神戸市灘区生まれ。27歳。5歳から空手を始め、中3の時にテレビで見た長谷川穂積氏の連打に衝撃を受け、真正ジムに入門。六甲アイランド高ではボクシング、空手、部活では陸上短距離と三足のわらじを履いたが、卒業後はボクシング一本に。2013年8月にプロデビューし、17年4月に日本ミニマム級王座獲得。18年7月、WBOアジアパシフィック王座を奪取。2度の世界挑戦はいずれも判定負け。通算成績は17勝(7KO)2敗。身長163センチ、右ボクサーファイター。

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