【巨人】原監督「猛練習して備えます」最短39秒で会見切り上げ 球団史上最悪13失点で2連敗も反攻あるのみ ONシリーズ再現せよ

7回1死一、二塁、坂本が栗原の打球に飛びつくも内野安打となる(カメラ・石田 順平)
7回1死一、二塁、坂本が栗原の打球に飛びつくも内野安打となる(カメラ・石田 順平)
9回1死満塁、投ゴロの送球エラーで二塁走者・真砂の生還を許した大竹
9回1死満塁、投ゴロの送球エラーで二塁走者・真砂の生還を許した大竹
5回1死一、三塁、デスパイネの右犠飛を見つめる田口
5回1死一、三塁、デスパイネの右犠飛を見つめる田口

◆SMBC 日本シリーズ2020第2戦 巨人2―13ソフトバンク(22日・京セラドーム大阪)

 巨人が痛い連敗を喫した。先発・今村が初回に柳田の中越え先制二塁打など1回2/34失点でKO。リリーフ陣も7回に鍵谷がデスパイネに満塁弾を浴びるなどソフトバンク打線の勢いを止められず、日本シリーズ(S)では球団ワーストの13失点。打線は5回のウィーラーの2ランによる2点のみに終わった。日本Sは7連敗。移動日を挟み、24日から敵地ペイペイDで巻き返しを図る。

 大きな瞳には、反攻への炎が燃えたぎっていた。原監督は雪辱への思いを、短い言葉に込めた。「明日1日ありますから、猛練習してあさって(24日)に備えますよ。以上!」。19年からの第3次政権下で最短となる39秒で自ら切り上げた。序盤から“投壊”が止まらず、日本S球団ワーストの13失点。連敗を喫した。このままでは絶対に終わらない―。表情がそう語っていた。

 重要な2戦目。戦前に描いた青写真は不発に終わった。10、11月に2勝1敗、防御率2・51と安定していた今村を先発に抜てき。さらにシーズン9勝をマークした戸郷も“第2先発”として待機。緩急で揺さぶる左腕から、スリークオーターの速球右腕へとタイプの異なる2人のスイッチで試合を作る構想を練った。

 だが、肝心の今村が初回1死から川島に四球、さらに相手のクリーンアップに3連続長短打を許すなど、いきなり3失点。2回も甲斐に被弾するなど1回2/3、4失点で降板。「ふがいないし、申し訳ないです」と声を絞り出した。2番手で戸郷が継いだが、3回にグラシアルに2ランを食らうなど、ゲームメイクを託した2人で4回6失点。原監督は「やっぱり、なかなか流れがこっちに来ないというかね。最初に渡してしまうというところだね」と、あまりに重い序盤のビハインドを嘆いた。

 野球は投手が球を投げて始まるスポーツであり、何をおいても、投手陣の粘りなくして試合にならない。7回には鍵谷が満弾を浴び、9回にも1死満塁から投ゴロをさばいた大竹が本塁へ悪送球し、2点を献上。7人の投手を送り込んで、無失点で終えたのは大江、高梨のみ。確かに打線も得点はウィーラーの2ランのみで、中盤以降に走者を出しても決定打を欠くなどつながらなかったが、序盤から大量リードを許しては相手投手も大胆に攻めやすくなるというもの。結果として第1、2戦で戸郷にシーズン中経験したことのない連投をさせることになり、5戦目以降の先発への影響も懸念される形になった。

 ただ、終わったことを嘆いても何も始まらない。冒頭の指揮官の言葉通り、23日の移動日を挟み、24日から相手の本拠に乗り込んで3連戦。“ONシリーズ”と呼ばれた00年には本拠地での連敗スタートから、一気の4連勝で日本一をつかんだ実例もある。大敗の展開で、試合途中に引き揚げ始めたファンの姿を見て何を思うか。男を見せる時は、今しかない。(西村 茂展)

試合詳細
7回1死一、二塁、坂本が栗原の打球に飛びつくも内野安打となる(カメラ・石田 順平)
9回1死満塁、投ゴロの送球エラーで二塁走者・真砂の生還を許した大竹
5回1死一、三塁、デスパイネの右犠飛を見つめる田口
すべての写真を見る 3枚

巨人

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請