【堀内恒夫ZOOM】ホークス15安打だけじゃない 走塁、守備でも差…栗原対策もやり直せ 

8回1死一塁、岡本(手前)が空振り三振。ベンチで原監督が厳しい表情を浮かべる(カメラ・相川 和寛)
8回1死一塁、岡本(手前)が空振り三振。ベンチで原監督が厳しい表情を浮かべる(カメラ・相川 和寛)

◆SMBC 日本シリーズ2020第2戦 巨人2―13ソフトバンク(22日・京セラドーム大阪)

 巨人とソフトバンクには細かいところで差があった。守りと走塁だ。

 初回。「ミス」と判断するのはかわいそうだが、柳田のライナーは上空で不規則な変化をしたように見えた。バットの真芯に当たって、ボールがいびつになった時に打球がおかしな変化をすることがあるが、まさにそれだ。セ・リーグでこういう強烈な打球を飛ばす打者はいない。見たこともないような打球が名手・丸の目測を誤らせたのではないか。

 その傷口に吉川尚の悪送球が塩を塗った。グラシアルの中前に抜けそうなゴロによく追いついたが、一塁へ悪送球して柳田をかえした。周東が遊撃手として岡本の三遊間のゴロを逆シングルで捕り、正確な送球で間一髪アウトにし、9回にもウィーラーの二ゴロをアウトにしたのとは対照的だった。

 走塁にも差を感じさせるものがあった。初回、栗原の一、二塁間を抜く安打で一塁走者グラシアルが三塁まで走った。この好走塁がデスパイネのボテボテの三ゴロを“打点付きの凡打”にした。グラシアルは5回にも栗原の右前安打で三進、デスパイネの右飛を犠飛にした。一方、巨人は3回、吉川尚の左翼線への詰まった当たりで一塁走者の中島が三塁へ進めなかった。常にリードオフを取り、常に先の塁を取ろうとするソフトバンクの走者。その姿勢に差があるような気がした。

 追い詰められた巨人。打線が爆発しないのだから、先発投手が最少失点に抑えて接戦に持ち込むしか勝ち目がない。ソフトバンクの投手はレベルが高い。ストレートは速いし、変化球もよく切れる。打者は第1戦の千賀に対した時のように、徹底した攻めと選球眼が求められる。加えて、主力以外の打者の打順の変更、てこ入れも必要になるだろう。

 そして、最もやらなければいけないこと。これほどまでに打たれている栗原のデータと攻め方を洗い直さなければならないことは言うまでもない。(スポーツ報知評論家)

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巨人

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