【メディカルNOW】「GoToトラベル・イート」は新型コロナ感染を拡大して国民を分断…紹介したい2つの自衛策

スポーツ報知
マスクを着用しながら品川駅を歩く人々(ロイター)

 先週は新型コロナの感染者が4日連続で過去最多を更新し、土曜日は2596人に上った。感染急拡大に政府分科会の医師らが「Go To」の見直しを求めたところ、政府は感染拡大地域を目的地とする「Go To トラベル」の新規予約を中断するなどの措置を取るという。

 振り返ると、「Go To トラベル」がスタートしたのは7月22日だった。当時の菅義偉官房長官が「新型コロナは圧倒的に東京問題」といって東京都を除外した。ちなみに7月22日の新規感染者は全国で792人。

 10月1日に対象外だった東京都も加わり全国一律に実施し、「Go To イート」もスタートした。すると10月後半から感染者が増え始め、11月12日には1660人に上り、8月のピーク(1605人)を超えた。

 「Go To トラベル・イート」は感染を拡大させただけでなく、補助金で旅行や飲食を楽しむ比較的若い層と、感染を恐れ不要不急を避ける中高年を中心にした層に国民を二分した。4~5月の緊急事態宣言時には「この苦難を皆で分かち合おう」という一体感があったが、「Go To」は国民を分断したのだ。

 今週、政府は都道府県知事と連携して「Go To」を見直すというが、感染拡大地域は全国に広がっている。見直しが遅れれば、その間も感染増加が続くだろう。

 政府は何も対策を打たないので、自衛策を2つだけ紹介する。▼マスクを外すと感染のリスクが高くなるのでマスクを外す会食などを避ける。やむを得ない場合、飲食の時はマスクをずらし、会話の時はマスクを戻す▼発熱や味覚障害など体調の異変があった時のために、あらかじめ受診相談する連絡先を調べておく。(医療ジャーナリスト・田中 皓)

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