畝傍は秀才集団 医師志望の部員も 81年越しの悲願へ…近畿センバツ21世紀枠推薦校紹介(上)

21世紀枠奈良県推薦校に選ばれた畝傍の選手たち
21世紀枠奈良県推薦校に選ばれた畝傍の選手たち

 来春の第93回センバツ高校野球大会(2021年3月19~31日・甲子園)の21世紀枠推薦校が、北海道を除いて出そろった。関西スポーツランドでは、近畿地区の推薦校を3週にわたって紹介する。第1回は畝傍(うねび、奈良)と綾部(京都)。近畿を含む9地区の21世紀枠候補は12月11日に決まり、来年1月29日の選考委員会で3校が決定する。

 畝傍は学業と部活動を両立していることなどが評価され、2007年以来、2度目の21世紀枠候補校に推薦された。太田佑音(ゆうと)投手(2年)は「努力が評価されて非常にうれしい。甲子園は野球を始めた頃からの目標。一歩近づけた」と喜びをかみしめた。

 1896年(明治29年)創立、98年(同31年)創部で、奈良県中部の橿原市に位置する県立進学校。昨年度は京大に6人、阪大に30人が合格した。塾に通う部員も多く、根来瑛(ひかる)捕手(2年)は医師を志望している。

 グラウンドは他部と共用で3分の1のスペースしか使えず、外野ノックはできない。それでも、部員29人は2時間半の練習で工夫を重ね、今秋の県大会は3位決定戦で奈良大付を3―1で破った。

 1941年夏は県大会で優勝した。当時は奈良と和歌山の優勝校が「紀和大会」で戦い、勝者が甲子園切符を手にしていたが、戦争で紀和大会と甲子園大会が中止。あと1勝だった聖地は幻となった。

 同校野球部OBで、8月に就任した駒井彰監督(57)は「(春夏通じて初の甲子園に出場できれば)一番うれしい」と、81年越しの悲願へ思いをはせた。(伊井 亮一)

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