明大、16点差逆転で連覇残った 田中澄憲監督「1つ成長できた試合」…関東大学ラグビー

帝京大に逆転勝利し、喜ぶ明大フィフティーン
帝京大に逆転勝利し、喜ぶ明大フィフティーン

◆関東大学ラグビー 明大39―23帝京大(22日、秩父宮ほか)

 対抗戦2連覇を目指す明大は帝京大に39―23で逆転勝ちし、1敗をキープした。序盤はペースをつかめず最大16点のリードを許したが、FWが強さを発揮し流れを取り戻した。優勝争いは明大と、23日に秩父宮で対戦する5戦全勝の早大と4勝1敗の慶大に絞られた。

 場内の手拍子が明大のスクラムを後押しした。26―23の後半12分、ゴール前5メートル。去年までなら「メイジ」の大合唱が起こる場面で沸いた応援に応えるように力強く押し、NO8箸本龍雅主将(4年)が右サイドを突いてトライした。1敗同士の負けられない対決で強みを存分に発揮。田中澄憲監督(44)は「明治らしさを出せた。1つ成長できた試合」とたたえた。

 序盤は接点で食い込まれ、ゴール前に迫っても得点できない時間帯が続いた。指揮官は「試合に入り込めていない、半信半疑だった」と指摘した。1日の慶大戦で12―13の敗戦を喫し、仕切り直すはずの7日は対戦相手の日体大にコロナ感染者が出て不戦勝。戦う心構えの準備が難しかった。

 苦境を救ったのはやはり伝統の重戦車FWだった。前半33分はラインアウトからモールでトライし反撃ムードを作り、同36分過ぎにはスクラムで圧力をかけ反則を誘った。昨季の全国選手権準優勝を支えた第1列は卒業。コロナ禍で実際に組む時間は例年より少ない。それでもNO8箸本は「明大のスクラムを強くしなきゃと、プロップ、フッカーが夕食前など空き時間に考える時間を作っている」と仲間の努力を明かす。後半も「自信を持って組めた」というスクラムで優位に立ち、無失点に抑えた。

 自分たちの強みを再確認し、12月6日の早大戦(秩父宮)に向かう。「ミスはたくさん出たけど自信につながる」と箸本が言えば、田中監督は「僕たちは成長過程にいる。小さいことを積み上げていくことだけ」と冷静に2週間後の決戦を見据えた。(大和田 佳世)

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