【都市対抗野球】三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑敦也、154キロで1失点完投 V候補撃破 来秋ドラフトへ名乗り

完投で勝利しガッツポーズを見せる三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑
完投で勝利しガッツポーズを見せる三菱自動車倉敷オーシャンズ・広畑

◆都市対抗野球第1日 ▽1回戦 三菱自動車倉敷オーシャンズ3―1JFE東日本(22日・東京ドーム)

 第91回大会が開幕した。開幕戦では、16年ぶり出場の三菱自動車倉敷オーシャンズ(倉敷市)が前年覇者のJFE東日本(千葉市=推薦)を破る大金星を挙げた。先発した来秋ドラフト候補右腕・広畑敦也(22)が、自己最速を2キロ更新する154キロを計測する力投で、7安打1失点完投勝ち。JFE東日本は12~13年のJX―ENEOS(現ENEOS)以来の連覇はならなかった。決勝は12月3日に行われる。

 東京ドームが大番狂わせに沸いた。三菱自動車倉敷オーシャンズの広畑は、初回から150キロ台の直球に140キロ台のカットボール、大きなカーブを織り交ぜてJFE東日本打線を力で押し込んだ。「最後まで楽しく投げられた。強力打線を抑え切れたのは自信になります」。7安打1失点完投勝ちで、チーム16年ぶりの東京ドーム1勝だ。

 1点を失った直後の4回2死一、二塁のピンチでは、自己最速を2キロ更新する154キロをマーク。「丁寧に投げることを意識しつつ、ランナーが出たら力で押すピッチングを意識しています」。日本ハムに6位指名された5番・今川優馬(23)を4打数無安打に封じるなど、メリハリの利いた投球で要所を締め、前年王者にあと1本を許さなかった。

 玉野光南(岡山)では甲子園出場がなく、帝京大でも無名。三菱自動車倉敷オーシャンズも、前身の三菱自動車水島時代の99年に都市対抗で4強入りした経験こそあるが、今大会が16年ぶりの出場だった。「真っすぐが力強く、投げっぷりがいい。変化球も安定しているし、来年が楽しみ」と巨人・渡辺スカウト。無印右腕が一躍、来年のドラフト候補に浮上した。(片岡 泰彦)

 ◆都市対抗の日程 例年は7月に行われているが、今年は東京五輪が開催予定だったため、東京D周辺の警備上の問題などもあり例年11月開催の日本選手権と日程を入れ替えた。7月2日に開幕予定だった日本選手権はコロナ禍で中止に。今年の社会人球界では今大会が唯一の全国大会となっている。

 ◆広畑 敦也(ひろはた・あつや)1997年12月3日、岡山県生まれ。22歳。玉野光南高で1年夏の甲子園出場時はベンチ外で、3年夏は県大会4強。帝京大を経て三菱自動車倉敷オーシャンズ入り。球種は直球、カーブ、縦と横のスライダー、チェンジアップ。今予選は3登板で計32回を投げ、防御率1.41。177センチ、75キロ。右投右打。

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