【ソフトバンク】千賀滉大「力んだ」菅野智之とのエース対決制す…対巨人戦4勝0敗と不敗神話継続

3回1死二塁、吉川尚(左)の打球で跳び上がって一塁に送球する千賀(捕手は甲斐)
3回1死二塁、吉川尚(左)の打球で跳び上がって一塁に送球する千賀(捕手は甲斐)
ソフトバンク・千賀の日本シリーズ投手成績
ソフトバンク・千賀の日本シリーズ投手成績
ソフトバンクの日本シリーズ9連勝
ソフトバンクの日本シリーズ9連勝

◆SMBC 日本シリーズ2020第1戦 巨人1―5ソフトバンク(21日・京セラドーム大阪)

 最高の形で「勝利の方程式」にバトンをつないだ。千賀が7回3安打無失点で自身の役目を終えた。「少しボールにばらつきはありましたが、結果0点に抑えることができて良かった」。1969~72年の堀内恒夫(巨人)以来、パ・リーグ初の日本シリーズ4年連続の開幕投手。自身3連勝(18年は勝敗なし)を決め、充実の汗を拭った。

 過去1度だけ、19年3月のオープン戦でしかなかった菅野との投げ合い。今年1月の自主トレもともにした、尊敬する右腕との“大一番”だった。戦前は無関心を装ったが、ゲームが始まれば意識した。「日本シリーズで菅野さんを見て力んだ」。加えてシリーズ独特の緊張感もあり、両足がつりかけたが、味方の援護もあり、根負けしなかった。

 3回無死一塁で大城にフルカウントから6球ファウルで粘られ計12球を擁したが、一ゴロに打ち取った。4回も坂本、岡本と2者連続四球を与えたが、丸を直球で遊ゴロ併殺打に仕留めた。低めを見極められ、代名詞の「お化けフォーク」で奪った三振は2つ。7回6奪三振と、149奪三振でタイトルを獲得した右腕にとっては物足りない数字だが、散発の3安打。「“栗原さん”がいいバッティングをしてくれた」と後輩への感謝も忘れなかった。

 対巨人は昨年の日本シリーズに続く連勝で、交流戦、日本シリーズ通算7試合で4勝0敗と不敗神話を継続。右前腕部の張りで出遅れた今季。体への負担を考え、新フォーム習得に励んだが、思うように進まなかった。それでもシーズン中盤に昨年までに近い形に戻し、投手3冠を獲得。日本シリーズでも輝きを放った。

 「ランナーを出しても粘り強かった。集中力の勝利」と工藤監督も目を細めた粘りの投球。「納得とかはいらない。勝てばいい」とチームの勝利を何よりも喜んだタカのエース。背番号41の背中が大きく見えた。(戸田 和彦)

試合詳細
3回1死二塁、吉川尚(左)の打球で跳び上がって一塁に送球する千賀(捕手は甲斐)
ソフトバンク・千賀の日本シリーズ投手成績
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