18日急逝の東映会長・岡田裕介さんに“ホーム”大泉撮影所で社員200人ら「ありがとうございました」

岡田裕介さんを乗せた車は大勢の東映社員、映画関係者に見送られ、東映撮影所を後にした(画像一部加工)
岡田裕介さんを乗せた車は大勢の東映社員、映画関係者に見送られ、東映撮影所を後にした(画像一部加工)
東映東京撮影所地図
東映東京撮影所地図

 急性大動脈解離のため、18日に急逝した東映グループ会長の岡田裕介(おかだ・ゆうすけ、本名・剛)さん(享年71)が21日、“ホームグラウンド”の東京・東大泉の東映撮影所に別れを告げた。岡田さんが製作総指揮し、吉永小百合(75)主演の新作「いのちの停車場」(来年公開)でメガホンを執った成島出監督は、会長の遺志を継ぐ覚悟を語った。

 夕陽に照らされる中、約200人の東映社員、白石和彌監督ら映画関係者が集まり、岡田さんの亡きがらを乗せた車の到着を待った。「会長、ありがとうございました」の声も聞こえる中、車は撮影内に入ると約10分間、ゆっくりゆっくり思い出の詰まったスタジオ敷地内を回った。助手席には妹で喪主の高木美也子さんが座り、車は密葬が営まれる場所に向かった。

 「―停車場」の撮影が始まってからは、岡田さんは東映本社にいるよりこの撮影所にいる時間の方が長く、特徴ある声を響かせ、ムードメーカーでもあった。成島監督は亡くなる2日前の16日、編集作業で会ったのが最後だった。「この場所で並んで座った。亡くなった実感がない」 と話す。

 さまざまな医療の現場が描かれる今作はもう少しで完成する。「命の大切さを通じて『人の心を打つものを目指そうね』と。吉永さんもおっしゃっていましたが、会長は見守ってくれていると思う」といい、「会長にとって特別な作品。全力を尽くして完成させ、一人でも多くの人に会長の思いを伝えたい」。

 岡田さんを乗せた車に頭を下げ、感謝の気持ちと遺志を継ぐ覚悟を伝えた。映画プロデューサーとしての姿も忘れられない。「映画を愛していた。その愛情でみんなを引っ張り、私たちもついていくことができた。リーダーシップはすごかった」と振り返っていた。

岡田裕介さんを乗せた車は大勢の東映社員、映画関係者に見送られ、東映撮影所を後にした(画像一部加工)
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